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創業者・代表の鈴木が語る、Doorkelが生まれるまでとこれから

「”きっかけ”のインフラを目指す」という理念を掲げ、教育業界のDXを進めるサービスを開発する株式会社Doorkel(ドアケル)。
“Doorkel”とは「ドアを開ける」という意味を持っており、人生でも最も大切なきっかけの1つである「進路を選択する体験」、また選択した後の「学び体験」を変えることを目標に、ソフトウェアの開発を行っています。
2020年のコロナ禍での急激な需要の高まりを経て、今急成長を続けるDoorkelでは仲間を募集中!
そこで、事業内容や今後拡大予定の事業、事業を通して叶えたい夢などなど、その熱い思いを、創業者である鈴木、創業メンバーであるエンジニアの上床、東に聞き、連載でお届けします。
第1回は創業者であり、代表の鈴木へのインタビューです。

創業理念①:企業ミッションに掲げる「きっかけ=ドア」とは?

Doorkelは、「ドア」を「きっかけ」と見立てていて、「きっかけ」を大切にしている会社です。

なぜ「きっかけ」か?
僕は、自分の好きなことに出会う「きっかけ」、ワクワクすることを発見する「きっかけ」があってこそ、自分の価値や可能性に気がつけるし、それを見つけて「もっとやってみよう」と思ったときに、支援してくれたり背中を押してくれたりするような「きっかけ」があって、やっと人は冒険するんだろうなと思うんです。

実は、これは僕自身の人生が原体験になっています。僕は、岐阜県に生まれたのですが、周りは地元で進学・就職した人たちばかりで、小学生の頃、「自分の人生にはその選択肢しかないんだ」と閉塞感を感じていました。
しかし偶然、父に連れられアメリカへ旅行に行ったのを「きっかけ」に、
「海外で学びたい」と思うようになり、費用を支援してくれる人を探して、高校からは海外の学校へ進学。その後、学校で出会った先生とか、高校の仲間とか、いろんな人にきっかけを与えてもらい、言葉をかけてもらったからこそ、いろんなチャレンジができました。

「きっかけ1つ、小さなきっかけ1つで人生ってこんなに大きく変わるんだ!」とびっくりします。僕がそうだったように、自分の価値や可能性を信じている人・冒険する人たちで社会を満たしたいし、自分の可能性に気がついて挑戦する人が増えるといい。
そんな思いから、この会社を立ち上げました。

起業間もない弊社。食事する時間を惜しんで議論していました。


創業の理念②:注目したのは「教育機関」。ワクワクするはずの進路選択が楽しくない?

「“きっかけ”をもっと開けたものに」、そしてそのためにデジタルを使おう-その理念を掲げたときに最初に見えたのが、変わらない進路選択の体験でした。

本来ワクワクするはずの進路選択なのに、不便で情報が十分に届いていないことで、もったいない状態にあるんじゃないかと感じたんです。
大学や専門学校を選ぶとき、今は時期がきたら学生みんなにドサっと一律の情報が届き、地方の学生は気になった大学があっても簡単にはオープンキャンパスに参加できない。
本当に欲しい情報に辿り着けずに「きっかけ」と出会うチャンスを逃していたり、どこに住んでいるかで手に入る「きっかけ」が偏ったりしていると感じました。

教育機関のDXすることで、進路選択という、“これからの可能性”に密接に関わる部分の体験を変えられると思うし、実際に学ぶという時間に関しても、その体験自体をDXで変えることができるのではないか、ひいてはそれが、「こういうことが好きなんだ」、「こういうことをやってみたいんだ」と気がつく「きっかけ」を増やすことになるのではないかと行き着いたのです。

事業紹介①:ブレイクポイントになったのは「オープンキャンパス」のオンライン化

このようにして、大学や専門学校の募集・広報の業務を学生にとっても職員にとっても便利にしていこう、という課題の解決が目標の1つになりました。
学生1人ずつ、進学の時期も異なれば興味も異なるので、それぞれに必要なタイミングで、必要な情報がデザインされて届くような仕組みを目指し始めます。

そしてその頃にやってきたのが、コロナ禍。
オンラインでのイベントが難しくなったことで、オープンキャンパスのオンライン化の需要が一気に高まりました。
それまで毎月イベントを開催していたような専門学校は、イベントを開けないという問題に直面し、これに応える形で弊社のサービス(SchooLynk Contact)を提供。3ヶ月で導入は200社と、一気に広がりました。結果、提携校の募集・広報活動が止まらずに行えたことは、僕たちにとっても大きなやりがいを感じられる出来事になりました。

当時のオフィスで議論していた事業計画


事業紹介②:オープンキャンパスは、募集・広報の一端。募集・広報は業務の一端。

DoorkelにとってもブレイクポイントになったオープンキャンパスのDXですが、そこで顧客が増えてコミュニケーションを重ねる中で、もっともっと多くの部分に関わってDXコンサルや、Doorkelのサービスの向上につなげていくいい流れができました。

現在では、募集・広報全体に関わるシステム、そして入学してからの学務・学籍のシステム、さらに教育機関は社会との接続もしているので、その送り出す部分で、就職支援に関わるシステム開発に取り組んでいる最中です。
職員の業務効率化が図れれば、目下の現場の課題が解決するのはもちろん、
その先にあるのは、職員が学生と向きあえる時間が増え、またデータを活用できれば1人1人違う学生に対して最適な学び体験が提供できるようになるはず。
ソフトウェアを進化させることで、学校入る前と、入った後も「きっかけ」で溢れていけばいいなと思っています。

事業紹介③: まずは留学への「ドア」をもっとオープンに。

募集・広報はオープンキャンパスのDXをはじめとするサービスですが、
では学務・学籍のサービスとは何をやっているかというと、学務・学籍と言ってもすごく幅が広いので、今はまず、交換留学や短期留学の募集や応募などをより開けたものになるサービスを提供しています。
今までって、在校生であっても交換留学でどんなところに行けて、どんなことが学べるのかという情報があまり広く伝わっていなくて、先輩がたまたまどこどこに行ってたから行ってみるか、というくらいしかなかったと思います。
そこを、どこに留学できて、どういう要件が必要で、どういう書類が必要か、その応募から合否発表までデジタルでできるように、システムを作っています。
これによって日本人がもっと海外に行きやすくなったり、海外の方が日本へ来やすくなり、国際交流という部分でもまたいい「きっかけ」を作りたいと思っています。

これからの目標:「学びの履歴」をブロックチェーン化し、新たな「きっかけ」につなげたい。

そして今立ち上げ中なのが、「学習クレデンシャル」事業。
学籍管理システムが充実してくれば、その人が何を学んだか、履歴がデータとして残せるはず。
卒業証書ってペラ1で何も書いていないけど、本来は学校にいる間にいろいろな誇れる学びがあり、ボランティア活動だったり、インターシップだったりも含めて本当に人それぞれに多くの学びをしているはずですよね。
その履歴を改ざんできない形で残せるようにして、学んできたことを開示して活用できる仕組みを作りたいと思っています。

現在の組織体制:40名規模の会社に成長中。

立ち上げは5人だったところから、現在はコーポレートと事業部を合わせた会社全体で40名ほどの規模の会社に成長しました。
最も人数が多いのは、先にあげたようなSchooLynk Contactなどを開発する「教育SaaS事業」で、現在はこの事業に関わるエンジニアや、顧客と向き合うCS(カスタマーサクセス)、顧客と向き合い新たな事業へとつなげるCS企画の人材を求めています。
ただお客さんに言われた課題をもとにシステムを作るんだっていう話もあるけど、そのさきにいる学生さんにどうしたらいい体験を提供できるかな、というところまで考えてエンジニアと伴走できる課題解決屋さんと、実際に創造していく力のある方をぜひお待ちしております!

会社の雰囲気は、文化祭の前夜のよう!

「自分の人生にワクワクしている人を増やしたい」という思いから始めた会社。
当社に集まってくれた仲間は、「きっかけが足りなくて後悔している人」という共感者もいれば、僕と同じように何かのきっかけで世界が広がり、今の仕事にまでつながっているエンジニアもいて、みんな、会社の理念に共感する原体験を持っている人たちが集まってくれたなと感じています。
急成長している会社なので頑張らなきゃいけないことも多いけれども、
会社の雰囲気としては、文化祭の前夜みたいな雰囲気で。明日にワクワクしているムードが漂っているのは、創業当初から理想にしていたことなので嬉しいですね。

新しいメンバーも続々参画してくれています。

今、Doorkelは「きっかけ」というものを軸に新しい事業をどんどん立ち上げているので、
新しい事業立ち上げに興味がある人にはぜひ来て欲しいです。
また、エンジニアもお客さんにすごく近くて、お客さんと直接話して、システムを作るまでやってもらえるのも特徴です。お客さんに近い位置でプロダクトを作れているので、
事業開発をしたいマインドセットのエンジニアさんにはうちは合うと思います!

ぜひ応募、お待ちしております。
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