ホシガリvol.2公演日誌#25「稲中、古谷実がバイブル」【稽古日誌】
僕はよく演劇の話をXでしたり、実際に誰かと話すときも演劇の話が多い。
あとは酒飲んでるとかでしょうか。
それくらい、今の僕は演劇演劇なのですが、映画も好きだし、本だって好き。
漫画だって好きです。最近は読めてはないのですが。
でも、僕という人間を形成したものに漫画は絶対に入ります。
行け!稲中卓球部
古谷実先生の漫画は僕のバイブルです。
稲中からゲレクシスまではちゃんと読んでいます。
それくらい稲中と古谷実先生が大好きです。
稲中と出会ったのは小学生の頃、バザーでたまたまあった稲中11巻を立ち読みした時、はらわた引き摺り出されるほど爆笑しまして、なけなしの小遣いでそれを書いました。今だに11巻で爆笑します。(野生の力士とか、ケツにアロンアルファとか、前野がなりすましでいい成績を残したせいで、部員全員で強化合宿に行くとか、働きたい意欲のある老人たちが卓球部の持ち物全部盗んで卓球場やるとか)
とにかくギャグの展開がスピーディーだし唐突で、下品だし、くだらないんですけど、どこか感じさせる青春さが好きなんですよね。
彼らが友達にいたら楽しいだろうなって、あの頃は心の底から思っていましたね。
古谷先生って稲中の後も「僕といっしょ」とか「グリーンヒル」ってギャグ漫画を書いているんですけど、その後の「ヒミズ」から一気にヒューマンドラマ、サスペンス、ホラーの要素がかなり強くなるんですよね。
そこからも、また大好きだし、今思うと、稲中や、特に「僕といっしょ」はギャグ漫画なのにメインキャラの生い立ちの暗さは、その片鱗だったのかもしれません。
僕もギャグ漫画大好き、お笑い大好きなのに、実際やっている演劇の方向性はヒューマンドラマなのはもしかすると古谷実先生の影響かもしれません。
ヒミズ後に好きだったのは「わにとかげぎす」「ヒメアノ〜ル」でした。
特に「わにとがげぎす」は好きですね。
何にも関心を持たずに生きてきた主人公が「友達を持ちたい。」と思い始めてから、一人の女性と出会い、友人が出来始め、そこから様々な大きな事件に巻き込まれていく。
ヒミズ以降の作品はみんな言えることなんですけど、もしかしたら自分も事件の当事者になるかもしれないという感情を、最大限の事件で描き、感じさせるようにも思え、非常に面白い。
古谷実作品はどれも巻数自体はそんなに多くないので、ぜひ手に取ってみてほしいですね。
「わにとかげぎす」なんて3巻ですしね。
総じて言えるのはどれも人間臭い気がしますね。
稲中もその後に続く、笑いが少なくなった後の作品もそう思います。
ストーリーも展開も面白いんですけど、やっぱり出てくる人間の人間臭さが病みつきになるんですよね。
ぜひ読んでみてください。
今日は僕が大好きな古谷実の作品について少しばかり話しました。
後々もっと話すかもしれません。
古谷先生って稲中がデビュー作なのすごいですよね。
しかも、絵が最終巻に近づくにつれめちゃくちゃ上手くなっていて、めちゃすごい。
毎日投稿しています。
今日みたいなゆるーい話もしていますので、ぜひ隙間時間に読んでいただけると幸いです。
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では、また明日。
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