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vol.138/ 点でなく、線で。 ー未来に先回りする思考法

昨年は書籍を読むということが疎かになっていた。
これはいけないいけない!
はてでも何故本を読むということが減ってしまったのだろう?と考えたら、やはりスクリーンタイムに要する時間が格段に増えていたことに気付く。これまで“本を読んでいた時間”を、昨年は“映画を観る”に当てていた。夕食の際に一本の映画を毎晩観ていた時期もあったから、年間でかなりの作品を観ることができたのはとっても良いこと。だがその分、本や活字を読むことがめっきり減っていたのだ。

なのに、本棚には新しい本が増えている。
そう積読本ってやつ。

これはいけないいけない!
と思いながら手に取ったのはKindleだった。またやってしまった、これじゃあ積読本が減るわけがないじゃないか、と思いながらも今本棚にある本よりも、ピンと来る本に出会いたかった、が勝ってしまった。そして見つけた未来に先回りする思考法という一冊の本。

(なんとKindle版は無料でした。)


私に要約できるスキルも無く、それに読む楽しみが減ってはいけないので詳しい説明はしないけど、先回りする視点や審美眼はこれから生きていく上でもっと必要不可欠になり、誰もが持ち合わせるべきスキルだろう。(但し2015年の夏に出版された本だと言おうことは念頭に置いて読んだ方が良いとは思うが、時代の進み具合含め今読んでも学びが多かった。)



例えばこの約8年での世界の変化を自分なりに分析することもできるし、その時予測できなかったから、あるいは予測できたからこういう未来を生きてい流のだな…なんて想像することができるから。連想ゲームのように物事は点ではなく、全て線となっているという考え方が本書でも出てくるが、私もあらゆる物事はその時いくら点に見えようが、線で繋がっていると思うから共感できたし、何より読んでいてこれからの可能性を増大させてくれた。中でも必要性の有無がもたらす影響、原理に立ち返ることについて触れられていた箇所では、特に個人的にはうんうんそうだよね、と頷きながら読んでしまったし、答え合わせのような感覚でも読むことができた面白い書籍だった。


私やあなたのような小さい規模でなく、大きな規模で描かれている本なのだが個人レベルに落とし込むなら、目先の楽は楽で楽しみつつも、“3歩先の未来”を想像して、じゃあ今何ができる?行動できる?タイミングはどう?を繰り返すこと、思考し続け行動を止めないことなんじゃないかな。
とっても難しく聞こえる落とし込み作業も、それって本当に難しいこと?と疑問にまず思うことが大切で、いやそうでもないかも!という発見や新たな視点に繋がったとしたら、それはもう未来に先回りする思考を活用できているのかもしれない。


お時間のある方、ぜひ^^

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