【Shake it off. vol.019】 自分にとっての真の豊かさって? Episode.1
【自分にとっての真の豊かさって?】を書いてから1か月くらい経ってしまいました。
前回は真の豊かさと向き合う以前に向き合わなければならない大切なこと、それこそある種のトラウマのような過去の辛かった経験、隠しておきたいネガティブな要素、ふと脳裏にフラッシュバックしてくるような毒素ってみんな持ち合わせているよね、それをさ自分のペースでいいから自分にとってもう不要なこと、いらないことものはどんどん手放していこうね、ということを書かせていただきました。ここをすっ飛ばして良い考えとかノウハウや幸せ、そして豊かさを考えてもどこかでモヤッとしたものが残ってしまって、ちゃんと本質にたどり着けない気がしたから。表面だけの事ではなく、もっと深さを出して豊かさを考えたかったから。こう書いていてもこの1か月で自分でもかなりのものを手放してきたなーと感じています。物質的なことではなく、気持ちの整理整頓をより深く深いところでしてきたと思うし、もっと言ってしまえばそんなトラウマとかどうでも良くなった笑
これは結構私の中で大きな収穫でもあると思っていて。どうでも良くなるっていうのは思い出しもしなくなるってことで、手放したり受け流したりできた証なんじゃないかと。そして笑いのネタにまでできちゃってる自分に拍手を贈りたい。
さて、ここでやっと豊かさに触れられるようになってまず一番に頭を過ぎったのは昨年訪れたスペインバスクでのひととき。それはそれは温かく、私にとっての真の豊かさってこれだ!とビビッと直感的に感じた。美食の街ならではの料理、そして愛する人との会話を楽しむ人々の表情はどこまでも朗らかでどこまでも幸せに包まれていてたのを強く覚えている。中でも衝撃だたのは、誰一人としてスマホに触れたり料理の写真を撮っている人がいなかったこと。要するに、どこまでも丁寧に目の前の料理と愛する人との時間を心の底から楽しんでいる様子が肌で感じられたのだ。これだけではない、時間を忘れて(いるかのように)目の前に没頭している感覚や愛を注いでいる感覚がひしひしと伝わってきた。上手く言葉にできなくってもどかしんだけど、バルやレストランは人々と愛で溢れていた。あの醸し出す雰囲気や波動は何かに似ていてどこかとっても懐かしい…。ここでまとめたい、美味しい料理が食べられるから豊か、じゃない。私がここで感じた豊かさは、“時間を忘れるくらい目の前のことや人に没頭し、それを皆で楽しんでいる。”という“丁寧さ”と“愛”にビビッときたのだ。と、懐かしい理由が分かった。私の思い出にもあるじゃないか、それは家族団らんのひととき。そうだ、それと似ているというより一緒だったんだ。
小さい頃から家族とお話しながら、そして笑い合いながら食卓を囲んでごはんを食べることがスキだった。(お行儀悪いと言われそうだけど)年齢を重ねるにつれ全員集まって食べることは少なくなっていくんだけど、それでもできるだけ一緒に食事をする時間をそれぞれが意識的に作っていたように今、感じている。だから家族には本当に有り難いことだったなと思っていて、食事の時間や自宅での時間を寂しいと思ったことは一度もなく、心温まる豊かな時間を過ごさせてもらった。(もう一度言わせてください、本当に感謝しています)幼い頃から感じていたこの豊かさは大人になった今も変わらず、家族団らんの時間を大切に過ごしていた実家同様、私が結婚してからも一番に大切にしていること。もちろん毎回、と言うわけにはいかないけどお互い意識的に食事の時間を共有するようにしている。彼も自然に受け入れてくれて同じように大切にしてくれていることが何よりも嬉しい。私にとっての豊かさが家族にとっても豊かさになって連鎖していく様子がとてつもなく嬉しいのだ。
前回のnoteでも書いたグラウディングとも重なる部分があるけど、どの分野でも“今、ここへのフォーカス”っていうのは大事ってことかもしれない。それは物や情報が溢れる現代の私たちが、落っことしてきてしまった何か大切なもので、落っことしてきたとは言え、今目の前にあるものがやっぱり大切なものでことなのかもしれない。そうするとやっぱり目に見えている現実はなんら変わっていないのに、気付く心と余裕、そして視点が加わることで世界が180度ぐるっと変わってしまう。もうこんな世界、うんざりだ。が“なんて豊かな世界なんだろう!”に変わってしまうんだ、どう自分が捉え感じるかで。このnoteには色々と日々感じることをこれまでもこれからも綴っていくんだけど、最終的には毎回ここに落ち着く。これがやっぱり今の答えで私なんだ。
この豊かさというテーマは自由をテーマにした時同様、それぞれがそれぞれに感じ大切に心に思いながらみんな日々過ごしているんだろうなと思います。それくらい多様性があって形があって、でも豊かさを考えられる私たちはそれだけで幸せなことなんだと感じずにはいられません。なんだか思考までもが豊かになっていくような、どこまでも幸せに包まれる感覚を覚えたから。私にとって真の豊かさは、今ここにいる心から愛する人たちと温かな時間を共有すること。それは時間の長さじゃなくって質であり、食事の時間や団らんの時間など意識的に時間は作るものであるということ。ということは豊かさは意識的に作られているし作れるともいうこと。そんなところに今の私は辿り着きました^^
あなたにとっての真の豊かさってなんですか?それはどんな時に感じ、どんな感覚に包まれますか?
今週も素敵な日々になるように、豊かさに包まれるように…♡