【インディーゲーム】コンテストに応募完了・収入モデル・働き方について
皆様こんばんは。
先程、ギャースタジオ様のコンテストに応募完了しました。応募後も応募内容の編集が可能のようなので、手がつけられていなかったプロモ動画の制作を締め切りの1月25日までにやります。
思えば長い道のりでありました。作り始めた当初は、「今回はストーリーをちゃんと示すんだ!」「会話パートもたくさんいれるんだ!」などと、できるのか不安を抱えながら進めていた作業でしたがようやくここまでたどり着くことができました。当初は、この段階でAppStoreへの公開が完了している予定でした。11月ぐらいでしょうか、このギャースタジオ様のコンテストが発表されてから、応募するかどうかを悩み、悩みながらも作業は進める必要があるのでコツコツと毎日プログラムだったり、素材作成だったりは進めました。
なぜコンテスト応募を悩んだのか、それはコンテストに応募することは初めてでしたし、正直言って私はまだ開発経験も浅く、やるだけ無駄なんじゃないのか、そもそもスマホのゲームをPC版に変更することは容易にできるのか?消費されちゃうだけなんじゃないか、など不安が山盛りだったからです。
しかし私は応募することを決めました。決め手となったのはプロモーション、という部分です。すでに2作ゲームは配信していたのですが、ゲームの質の前に打席に立つことができていないなと感じました。確かに、ゲームの質がウケるものであれば確実にTwitterや、AppStoreなどでバズるという現象が起こることは間違いないです。しかしながら、それは簡単にできることじゃないということを、実感したということです。であれば、まずは打席に、自分から手を挙げて評価してもらうことが重要だと考えたのです。
もう一点、今後の活動としてAppStoreだけではなく、steamでの販売も視野に入れたいと考えた、ということがあります。
ゲーム開発における収入を考えた時に、今後は広告収入モデルでは充分な収益を出すことが難しくなると予想しているからです。
これは最近よく考えていることで、広告が変わっていくのではというお話です。たとえばテレビCMや新聞広告、駅での広告などは近年、特定の業者さんに偏ってきているのではないかと思います。効果測定がしづらいという部分もあり、WEBでの広告に移行している業者さんは多いでしょう。認知的な面で、CM・交通広告・新聞をすべて同じ期間に大体的に行うプロモーションなどはありと思いますが、それらを単発では正直広告効果は厳しいものであると思います。WEBはどのクリエイティブがどのくらいクリックしてコンバージョンしているかが簡単に確認できます。アナログ手法ではこれができません。
広告の前提として広告を出してくれる方がいるから、広告収入を得られるという構造があります。ある程度はこちらでもハンドルできますが、ゲームプレイ中に出る広告はこちらではなかなか指定することはできません。また指定することで収入は減少することが予想されます。その点では、大衆的にあまりよろしくない広告を表示してまでその恩恵を受けるというのは個人的には許容しづらいのです。
現代におけるWEBの広告は日々進化しており、かなりターゲット層が絞れるものとなっております。今後はこの特定のセグメントに広告を打つという流れが加速するでしょう。それにともない、広告自体の在り方もまた変わってくると予想します。
そもそも広告自体の意味が問われているのではないでしょうか。広告で数字を挙げるよりも、今はコンテンツの質を高めてファンを増やす方向に舵を切っているサービスが多いと感じます。
ファンが増えるというのはサービスの余命が延びることを意味します。単純に広告でコンバージョンを増やしても、コンテンツはすぐに消費され、刹那的な収益しか確保できない時代はもうすぐそこに来ています。それは自転車操業になる、新たなコンテンツを早く産み出す必要が出てきて個人の闘い方としては相当厳しいものになります。少子高齢化、人口の減少はそれらを加速させています。今年の日本の出生数は間違いなく統計上過去最低です。
ゲームを購入してくれる母数が減るなかで、確実な収益を確保するには間違いなく固定的なファン層を増やす戦略が必要です。そのファン層に恥ずかしくないものを提供するには、やはり自分のコンテンツをお金を出して買ってもらうという元々の売買形式が一番しっくりくると思います。そこから逃げることは、今後の時代を考えるとやらないほうがいい、というよりはもう逃げられなくなると思うのであります。
逆に言えば、この時代を逆手に取ってゲームの在り方の転換も考えれるでしょう。本気で高齢者をターゲットとしたゲームは私が知っている中では存在しないです。一方で、麻雀やソリティアなどのゲームをスマホでプレイしている高齢者を商業施設などで見かけます。コンシューマーやスマホでたくさんゲームをプレイした事がある人々が今後の高齢者となるわけですからその層に向けたゲーム、広告のアプローチなどを考えるのも今後は意味があるのかもしれません。
その点では、ゲーム開発者はゲーム開発者であるという在り方も変わってくるでしょう。ここは確信を持っていて、たとえばAIやデータサイエンスの分野でもその知識と、別の専門知識を掛け合わせれる人材というのが貴重となります。ゲーム業界ではプランナー、プロデューサー?なる方がこのあたりのスキルが特に必要とされるのでしょうか。当然どちらもスペシャリストレベルの能力は必要ですが、今後はそのような人材がどんどん社会に出てきます。
一方だけのスペシャリストだと上を見れば、技量・能力が高い人材がたくさん存在します。しかし専門分野をかけ合わせた存在は以外に上がいない、前人未到であるというあらたな専門分野がまだ多くあると思います。
私はそこを狙っており、今の本業と同時並行でこのゲーム制作活動を進めたいと考えています。将来的には複数の仕事を本業として掛け持ちたいと構想しています。
その道筋にあるのが今の作業で、ここを数年積み重ねることが重要なのです。その先に私の表現したいことがあり、その過程で自分をより形作れるのだと思っています。
長くなりましたが、コンテストに無事応募できてよかったです。安堵しています。まずは得意の動画作成で最高のプロモーション動画を作りたいと思います。こちらは完成したらぜひともこちらのnoteでも紹介させてください。見てもらえると嬉しいです。お楽しみに!
それではおやすみなさい。明日も、来年も、作業を、努力を積み重ねる日々を過ごします。
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