朝霞高校(定時制)を対象にメタバース上で講演をしました
#探究レポ #講演
e-donuts代表の藤原が、埼玉県立朝霞高等学校(定時制)のキャリア学習の一環として、生徒(一部近隣校の生徒含む)に対して講演を行いました。
※この記事は、学校の許可を得て作成・公開しております。
リアルに近いけど、リアルにない良さがある。
- メタバース上で学習を行う価値 -
今回の講演は、授業が夜間にあることや、生徒全員が同じ場所から常時アクセスできるわけではないことを背景に、2Dメタバース空間(MetaLife)上で実施しました。
今回登壇した藤原としてもメタバース空間上で生徒に講演をするのは初の試みで、色々な学びがありました。
Zoomのようなビデオ会議ツールと何が違うのか?
今回の経験を踏まえて、大きく2つあると考えました。
1. 対話に「空間的距離」の概念が入ること
MetaLifeでは、一定の距離まで近づかないと相手の音声が聞こえず対話ができない仕様になっています(特定のユーザーの発話のみ全員に聞こえるようにするメガホン機能もあります)。
これにより、講師が前で話している一方で、隣の人と「雑談」をするといった「学習の余白」を作り出すことができます。
もちろんZoomなどビデオ会議ツールにもブレイクアウトルームはありますが、それよりも実際に会議室や教室を模した画面の中で、リアルの世界に非常に近い感覚で「移動」をして「対話」をすることができる。このことの対話促進効果はゼロではないように感じました。
2.「アバター」というを「ペルソナ」をつけることでいつもと違う自己を表現できること
MetaLife上では、自分でアバターを作成して、アバターとして参加することができます。
これには、薄い「ペルソナ」(仮面)を一枚つける心理的役割があるように感じました。
SNS上ではいつもより明るく振舞ったり、ゲーム内では少し違った性格を見せたりといったことがあるように、アバターとして学習参画することでいつもより発話に積極的になる・いつもと違った視点で物事を考えるようになるといった効果があり得るのではないか。そう期待させるような経験でした。
これからも日本の公教育現場の様子や、探究的な学び活動について発信していきます。
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