こころへのアプローチの仕方
2つ目の記事です。
初めての方は是非1回目からご覧下さい。
皆さん、この言葉聞いたことがあると思います。
そう、マザーテレサの言葉ですね。
この言葉は、真実だと思います。
しかしながら、一番最初の「思考に気をつけなさい」、これがとても難しい。
また、よく見かけるメンタルハックなんかでも、とても良いことを言っていたりします。
皆さんはそれらを実践して、何か変わりましたか。
人生がより良いものになりましたか。
よりよくなった方には、私の記事は必要ないかも知れません。
実際、よくなる方もいるとは思います。
私が想定している読者は、「それらを実践したけど、何も変わらなかった」という方たちです。
何故、変わらなかったのでしょう。
答えはいたってシンプルで、顕在意識をどうこうしたってどうにもならないレベルの刷り込みが、潜在意識に植え付けられているから、です。
先の記事で私が「呪い」と呼んだものですね。
また、自分の意思に関係なく、とめどなくいろんな思考が浮かんでくる(自動思考)方の場合、いちいちそれをやるのも疲れてしまうかもしれません。
ちなみに、自動思考の止め方を私は知りません。
ですが、自動思考にいちいち反応しないようにすることはできます。
さてここからはこころへのアプローチについての話を始めます。
まず、以下の図を見てください。
これは、こころの構造を絵にしたものです。
周りに顕在意識があり、その中に隠れるように潜在意識があります。
そしてその更に中に、本当の自分がいます。
本当の自分とは、生まれ持った自分の性格です。
一番素直なこころが、真ん中にあります。
もしかしたら、魂とかそういう言葉に置き換えた方がわかりやすいかも知れません。
魂という言葉を使わなかったのは、私自身スピリチュアルが苦手なのと、宗教臭くなっちゃうだとか、そういう理由です。
次に、以下の図を見てください。
潜在意識、顕在意識共に、データベースとロジックを持っています。
データベースは、記憶などです。
ロジックとは、「こころの行動パターン」と言ってもいいかも知れません。
人は、何かを見たり、聞いたりした(認知)とき、何らかの反応をします。
ここでは、意図的でない「無視」も一つの反応と考えてください。
この反応は、認知を入力として、データベースの情報をもとに、ロジックを通って作られます。
データベースとロジックは一緒くたに扱ってもいいのですが、ここでは分けています。その方が都合がいいからです。
また、反応は、顕在意識・潜在意識の両方または、潜在意識から作られます。
ここでポイントとなるのは、反応が起こる際、必ず潜在意識が介在しているという事です。
つまり、メンタルハックや心理療法等を用い、顕在意識にアプローチしても、潜在意識には届かない、要は根本的な問題が解決していない、という事です。
冒頭で述べた「それらを実践したけど、何も変わらなかった」という層は、これに該当していると思われます。
さて、ここでもう一つ重要なことを。
ここまでで私が述べたこころの構造等ですが、これらはあくまで「仮説」という事です。
というか、個人的見解だと、いくら科学や医学が発達したとしても、本当のところはわからないでしょう。
では、何故説明したか?
それは、「とっかかり」を作るためです。
何かしらこころへのアプローチを行う際、このようにベースとなるものがあれば、理解が促進したり、新しい方法の検証等がしやすくなります。
「仮説」なので、今後これで説明がつかないことが起きたら、その時に解決すればいいのです。
また、仮に「正解」があったとして、「万人に共通する正解」は存在しない可能性もあります。そのことを含めると、可能であればご自身でもこの構造は正しいかな?直すところはないかな?と考えて、自分だけのモデルを作ってもいいかも知れません。
なお、私が提示したモデルは、私が自分が経験したり、経験したものから導き出し、使いやすかったものです。
ですので、まず手始めに使っていただく分には十分活用できるのではないかと思っています。
さて、そろそろ今回の結びに入りますが、私がnoteで伝えたいことは、潜在意識内のデータベース、ロジックのうち、自分を不幸にするもの、幸せにしないものを、上書きしていくことです。
また、それらは、恐らく「本当の自分」が望むものと異なっているがゆえに苦しくなる部分もあるかと思います。
潜在意識の上書きを行うことで、自分を不幸にする考えを取り除くか無視できるようになり、自分が幸せになるような考えができるようになると思います。
あと、最後にもう一つ。
私は、「本当の自分」は一番大切にしなきゃいけないと思っています。
つまり、自分を認め、肯定することです。
私がお伝えする方法は、あくまでデータベースやロジックの上書きであり、「あなた自身を変えなくてはいけない」というものではないのです。
私は、「自分が特別だなどと思ってはいけない」と考えていますが、「自分が唯一であるとは認めた方がよい」と思っています。
本来の自分自身を大切にしながら、自分を苦しめる「呪い」を解く方法を伝えていきたいと思います。
ちなみに、一朝一夕にできるものではないという事だけは、ご理解くださいね。少なくとも、継続的な訓練や、特に初期の段階では試行錯誤も必要だと思います。
でも、必ず誰にでもできることです。
もし、今のあなたが、それを実践できる状態にないのであれば、医者や薬の力を借りながら実践していくことも大切だと思います。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
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