なぜ以前よりも人里に熊などの獣(動物)たちが降りてきてしまうようになったのか
【前説】世界一うまい牡蠣をつくるためには、海のバランスを整える必要があり、そのためには山も川も雨も、その環境すべてをデザインします。なので「山や森」の研究調査も行っております
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天気予測(自分の半径5キロの天気をゲーム感覚で予測するスキル)ができるようになってきたら、より磨きをかけるためにも、せっかくなので海とか山とかキャンプとかも
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ところが、最近、以前にも増して人里に熊など獣たちが降りてきてしまうようになっています
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北海道で堂々と街中を闊歩するクマさんも記憶に新しいですよね
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いままでも、気候変動や人類の環境破壊などなどいろいろな理由が掲げられてきましたが、いま特に言われているのが「ヒト慣れしてしまった世代」
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動物たちがヒトの匂いなど「人間」に慣れてしまった、怖がらなくなった、警戒しなくなったというのです
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だから以前にも増して人里に降りてくるようになった、と
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大きな原因として最近取り沙汰されているのは「廃村&空き家問題」
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昔はもっと山合いにたくさんの人が住んでいた、そのときは防衛の意味でも狩猟をしていたし、その村自体が人と獣の境界線になっていた
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ところが、そこから人がいなくなり、空き家や廃村が増えた
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そこを動物たちが棲み処にするようになった…動物たちにとってはまさに天国
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雨風は凌げるうえに、放棄された畑には、そこに適応して生き延びた無農薬野菜や果物が自生している
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僕が知る一番近いところだと、先日滞在した徳島の「のどけや」さんの女将さんが「山の民」徳島の剣山系の険しい山合いに住み生活されてきた一族の方でした
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山のご実家に訪れた際のこと、隣の空き家に「猿の家族」が住んでいる…と。しかも、じゃがいも畑で器用に芋ほりをしていくのだという
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他の動物の発育は人間に比べて非常に速い、その分、寿命も短いですが
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その猿の一家も、恵まれた環境で子供を増やし、その子供たちは、もう人里で生まれ育つことになるわけです
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登山やキャンプの人たちが残したゴミなどで餌付けされたとか、動物たちとの付き合い方を間違えたという展開ではなく、そもそも人を警戒しない怖がらない世代が誕生しているということ
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そしてさらに人里へ降りてくるようになる
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人が動物たちから奪った土地を食住付きで返してるといえば聞こえはいいですが、その先の街まででてくるとなると話が変わってきてしまう
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さらには実際に過疎化したエリアにお住まいの方が獣害でますます過疎化がすすむ
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ここでさらに熊に襲われたなどの被害がでたら旅行業は致命的…
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以前の海のための調査行脚と違い、いまは多拠点移住型教育プログラムをつくるべく「拠点づくり」を意識しながら旅をしています
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都市部はコロナ渦でしんどいし、山間は危険だし、気候や地殻の変動などなど、人間の生息域についてあらためて考えさせられる今日この頃です
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あらためて自然と人類が共存共栄するための環境デザインの真価と進化が問われている…新たな対策を練り上げます
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農家YouTuberのかーびーさんが動画にしてくださいました
◆出典情報
こちらの記事は2021年8月1日にこちらのセカウマックス倶楽部の特典のひとつである「あの牡蠣の人のオンラインラボ」にて投稿されたものです。ほぼ毎日リアルタイムでその実験や研究の成果を投稿しております。またこちらの貝費は【海護る月額募金】として活用されております。こういった一連の活動を応援いただけたらうれしいです☟