■No.20 教室の「ぴったり目印」
コロナ下での「ソーシャルディスタンス」もそうですが、ずっと以前から机が整うといいなあと考えています。机が整うと、姿勢もピシッとする気がしているからです。事実、姿勢が崩れがちな子は、椅子を動かさずに机を動かして自分の都合良い場所にセットします。…ずれていきます。
そんな時、やはり机の基準となる目印があると便利だと感じます。
もちろん、周りを見て合わせて揃える感覚を身につけることも大事です。でも、そもそも揃っている感覚を味わせてからではいけないのでしょうか?そこで「ぴったり目印」を導入していきます。
①子どもがいない時間帯に、とりあえず全部整える
②縦横の間隔を調整する
③水性ペンを用意する(オレンジ、黄色、茶色、薄茶色など)
④「机の右手前の脚」の部分に小指の爪ほどの丸を書く
⑤全ての机の右手前の脚に書く
⑥丸が見えなくなるように脚をかぶせて整頓する
⑦翌朝、子どもたちに確認させる
⑧適時整えるようにさせる
⑨「丸を隠しましょう」「茶色に脚を乗せましょう」などの指示で良い
⑩1ヶ月も経てば、ペンは消えていきます。消えるころには、感覚をつかんでいます。
最初は型を教え、やらせていきます。目印に重ねるたびに、ペン跡は消えていきます。1度目は担任で書きますが、2度目からは子どもたちに書かせます。席替えのたびに書かせます。掃除時間や、朝、放課後にお手伝いを募集すれば、やりたがる子もいます。
また、子どもたち目線で「手前側」に印をつけることもポイントです。
これは、教師が揃えるためではなくて、子どもたちが自分たちで揃う感覚を身につけるためのスキルです。
「学級づくりに自信がもてる ちょこっとスキル」に掲載中。
こんなに詳しくないけどね。。。