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-海外旅行の必需品だった地球の歩き方 VOL.6-
ミラノを経由して着いたBIELLA(ビエラ)ミラノとトリノの中間のスイスよりに位置するところ
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羊毛産業が有名で、紳士服の生地やニットを多く生産している地方。友人の家も羊毛の製糸を生業としている。何代目か聞くのを忘れたが、イタリアのメーカーらしくファミリービジネスをしていてお兄さんも従妹も皆一緒に働いている。工場見学をさせてもらったら使っている機械が“Murata”で
「日本の機械を買ったんだぞ~、いいだろう?」と言う
全く関係ないが「ありがとう」と私
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夕方になりVERCHELLI(ヴェルチェッリ)にある自宅へ。言わなくても分かると思うけど、門扉から入っていくと4~5台の車、その奥に平屋の邸宅がドーン!(大型犬付き)笑
ママンが作ってくれた晩御飯、スープパスタとハムにパン+果物というシンプルなラインナップ
カンヌの時も同じような感じで本当にお家ご飯はシンプルなのよね
翌日はもう一人の友人(2人は付き合っていて、数年後結婚した)と一緒に観光へ
彼女の家は車で走る事20分位だったかな。着くとバルコニーから濡れた髪をタオルで乾かしながら手を振る友人。えっ、支度未だなのかよ~と心の声
いかんいかん、ここはイタリア人のように笑みを絶やさず何も気にしていないようにビッグハグ!
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3人で向かったのが山間のとある教会。ここで足の悪い人がお祈りをしたら歩けるようになったということで中には溢れんばかりの松葉杖が掲げられていた。その後は街中の観光へ
ヴェルチェリの町は大きくないので回るのはそんなに時間はかからなかった。ここでも一つ驚いたことが、駐車した友人はおもむろに内蔵されているCDプレイヤーを引っこ抜き座席の下に置いた。盗難防止なのだが、私からするとこんなものを盗るの?と思ってしまった。日本は安全過ぎるのか⁈
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夕方は彼のバイク仲間の家に遊びに行き雑談。私が行く前日もバイクレースを観に行っていたほどのバイク好き。そこでバイクを触りながらあーでもないこーでもないと言っている二人、内容はさっぱりわからないが見ると[Kawasaki]のバイク。イタリア製じゃないんだと思って見ているといきなり
「やっぱりKawasakiが一番だろう?」「いやいやHONDAだよ!、な?」
もうどちらでも、日本人としてすごく嬉しい瞬間だった。SUZUKI、YAMAHA も結構有名よと言うと「知ってる知ってる」と
言った私が馬鹿だった。。。日本のメーカーが好きな理由はカスタムが自由に出来るところだと言っていた。有難う川崎正蔵さん、本田宗一郎さん、ちょっと鼻が高いです
夕食は彼女の家でデリバリーピザを頂くことに、何がいい?と聞かれて日本の感覚で答えたら全てないと言われ、トマトとチーズと言ったらOKと。その他どんなメニューがあるのか気になった。。。
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そしていきなり器に入ったトマトとキューリをドンと出され「はい、サラダ」と。そうか、ナイフとフォークで食べるから自分で切るのね。色々勉強になるこのイタリアの旅、思い返すと笑えること多し
翌朝、彼に送ってもらいミラノに向かう列車に乗った Ciao!
続く。。。
*数年後、結婚式の招待状が届いたが仕事が休めず行くことは叶わなかった