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エゴの花咲く。愛の心理学。

SとMという立場から記していますが、これはパートナーシップ恋愛学と通じるものがあるので、SM性癖ではないあなたにも届いてくれるとうれしいです。
(SMも恋愛もパートナーシップという意味では同じです)

M(マゾ)には様々なマゾがいますが、エゴマゾなどと呼ばれる多くのSから嫌われるマゾも存在します。

エゴマゾとは、どういった存在なのでしょう。

エゴとは心理学で自我のことです。
私が私であるという意味で、これは健康な精神の持ち主なら、誰もが持っているものです。

ここで言うエゴとはエゴイストのことで他人の迷惑を考えず自分の利益のための行動や考え方のこと。
エゴの類語には「主観」「主我」などがあり、エゴの対義語は、「他我」「非我」などがありますが、ここでは説明を省きますね。

SM用語でいうエゴマゾは、自分のしたいプレイだけを要求するマゾのことです。
広い意味でのSMは、主従関係や変態性癖を含みますが、本来は性癖が加虐か被虐かというだけで対等な関係のはずなので、お互いに愛を与え合います。

エゴマゾと呼ばれるMは「自分がサービスを受ける側だと思い込んでいる」故に「自分の性癖が満たされるかどうか」の要求が強くなりすぎてしまうのです。

では、エゴマゾと呼ばれるMはなぜそのような行動を取るのでしょう?
Sから嫌われたいのでしょうか?
いいえ、むしろエゴマゾほどSから愛されたいと渇望しているのです。

自己中で嫌われる行動をしながら、誰よりSの愛求めているなんて矛盾しているように感じるでしょう?

そこには、依存と甘えという心理法則が働いています。

子供のままでいたいという甘え。
自分は愛される側であるという依存。

自分は誰をも愛せないのだから、こんな自分を誰かが愛してくれないなら幸せになんてなれないじゃない!

自分ですら自分を愛せないというのに、誰が自分を愛してくれるというの?
愛せるものなら愛してみなさいよ。
ほら、どうせ愛してなんかくれないじゃない。

現実は、あなたの心が作り出すので、
愛されたいのに、とても愛しにくい状況を自ら作り出しているのです。

では、このような心理にSはどのように対応すれば良いのでしょう?

もし、あなたがこのような心理なら、どうすれば幸せになれると思いますか?
素直に愛されたいと言うことでしょうか?
それとも、どうせ貰えないのだからと奪うことでしょうか?

次回は、それについて記していきたいと思います。


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