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ワイン好きに捧げるレシピ#41《バンズと米国牛と赤ワインと》

ついに、禁断のレシピに手を出してしまいました。

皆大好き、ステーキとハンバーガー!

これまでも何度か肉料理×赤ワインをペアリングしてまいりましたが、今回はステーキ&ハンバーガーのハイブリッド料理に初挑戦しました。

今回のレシピは、こちらの素敵なクリエイターさんの記事に筆者が触発され、勝手にコラボしたことから誕生しました!

素敵な記事のご紹介 - 水野寛之(Hiroyuki Mizuno)さん -

世界各国のワインのテイスティングコメントを発信されている水野寛之さん。グラスの形状ごとにまとめられたマニアックなコメントは、ワイン愛好家必見です。

▼記事より一部抜粋
ブラックベリーの香りや干し葡萄の香り。濃いバニラシナモンの香り。アタックは中程度でやや辛口。酸味も中程度で柔らかな印象。果実味は多い。苦味はなく、やや甘めの果実味のあるフレーヴァー。余韻は長く後味にはやや甘めの果実味がある。濃縮度の高いフルボディ。
こちらの水野さんの的確なコメントを拝見し、ぜひペアリングしてみたい!とインスピレーションを受けたレシピをご紹介いたします。

イチジクカカオソースのステーキバーガー

【材料】

牛肩ロース肉        1枚(約700g)
塩             小さじ1
胡椒            少々
オリーブオイル       大さじ1.5
トマト           1/2個
チーズ           40~50g
チャービル         8~10g(お好みのハーブでも代用可能です)
大きめのバンズ       1枚
【イチジクカカオソース】
Aドライイチジク       2個(約40g)
Aビターチョコレート     5g(高カカオ推奨)
A赤ワイン          大さじ1
※分量:2人分

【作り方】

①牛肩ロース肉は、焼き始める30分〜1時間前に冷蔵庫から取り出し、常温に戻しておく。

②キッチンペーパーでドリップ(赤色の透明な液体)をふき取り、塩・胡椒をふる。

③フライパンにオリーブオイルをひいて加熱し、②の牛肩ロース肉を入れて火入れする。

ミディアムレアにするため、中火で表面に焼き色をつける。焼き色がついたら裏返し、同様に中火で加熱する(今回は約3.5cmのため片面4分ずつ計8分加熱しました。肉の厚みにより調整してください)。両側にこんがり焼き色がついたらフライパンから取り出してアルミホイルで包み、加熱した時間の2倍常温で休ませる(予熱を利用して内部まで火を通すイメージです)。

⑤トマトは、へたを取り除き約1cm幅の輪切りにする。

⑥チャービルは、葉の部分をちぎりみじん切りにする。

⑦Aのドライイチジクは、みじん切りにする。

⑧フライパンに④の肉汁(大さじ2~3)とAのドライイチジク・赤ワインを入れ、なじんできたらビターチョコレートを加えてとろみがつくまで加熱する。

⑨バンズは半分に切り、トースターで焼き色がつくまで2~3分焼く。

⑩⑨のバンズの上に、④のステーキの半分、⑧のソースの半分、⑥のチャービルの半分をのせる。

⑪⑩の上に⑤のトマト、チーズをのせ、トースターでチーズがとろっとするまで焼く。チーズの上に④のステーキの半分、⑧のソースの半分、⑥のチャービルの半分、バンズの順にのせて完成!

和牛では味わえないアメリカンビーフの濃厚な脂、イチジクカカオソースの甘ほろ苦味、トマトの甘酸っぱさ、チーズのコク、チャービルのフレッシュ感、ふかふかバンズの芳醇な旨味を堪能できる、スペシャルバーガーです!

お好みでフライドポテトグリル野菜を添えると、より一層気分も高まります。

ハンバーガーが食べたくなる濃厚系赤ワインと合わせたい

凝縮した黒系果実のアロマに、甘いスパイスの香りがグラスから溢れ出す濃厚な赤ワインがピッタリです。

お供のワインは、もちろん ケンダル・ジャクソン ヴィントナーズ・リザーヴ ジンファンデル

ブラックベリー、プラムなどの凝縮した果実のアロマに、バニラを想わせる甘いスパイス香、森林浴をしているかのようなふわりと漂う清涼香を楽しめる、フルボディ好きには堪らない1本です。

【ワインを合わせるコツ】

◎アメリカンビーフの濃厚な脂には、凝縮した果実味なめらかな酸味のワインを合わせる。
◎イチジクカカオソースの濃厚な香りには、アメリカンオーク特有のカカオ甘やかなスパイスの香りがあるものを。
◎イチジクカカオソースの甘苦味には、熟したタンニン(渋味)を持つワインを選ぶ。
◎チーズの脂肪分とコクには、粘性が高くボリューミーなワインを合わせる。

▲今回は巨大バンズを使用しましたが、牛肉の分量を減らすことで通常サイズでも美味しく作れます。レタスを加えると、よりあっさりといただけますよ。


最後までご覧いただき有難うございます!
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