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『糖質疲労』(山田悟)を読んだ
KindleUnlimited ではいろいろな本が無料で読めて素晴らしい。
約3年ほど前に登録した。最初は無料で読める小池一夫・小島剛夕の漫画を読んだりしていたが、それも飽きたころ、「そうだ、健康本を読んでみよう」と思った。
健康本は「〇〇すれば全て解決」「△△だけで治る」とかセンセーショナルな題名が多いので読んだことがなかったのだけど、無料で読めるなら雑に読めるよね、と思ったのだった。
健康本の知見を生かす
健康本へのハードルが低くなる
当初は「なにかひとつやれば解決する、なんてわけないよね」と思いながら読んでいたが、実のところそういう印象を与えるのはタイトルだけで、中身を読めばそういうケースは少ないことがわかった。
むしろちゃんとした研究者の方が書かれているものは、主張の裏付け(論文)も明らかだし、説得力もあり、体のことを知ることができて面白い。
なので「そういえば肩が凝るなぁ」と思えば、肩こりに関する本を大量に読み、「視力が落ちてきたなぁ」と思えば視力回復に関する本を大量に読む。健康に長く生活したいのでウォーキングやその他の意見もあわせて、とにかく健康本を乱読するようになった。
自分が納得したものだけを生活に取り入れる
そうこうして、ちょっと試して、なんか改善されたり、そういう実感がなくても気持ちいいと感じたものは続いてきている。
ウォーキングは毎朝やれば体脂肪率も下がるし、なにより気分がよい。
肩甲骨を意識して動かすことで、肩こりはなくなる。
長い腹式呼吸は難しいけど、酸素をたくさん取りこむイメージをもって深い呼吸をする。
はやりの腸活(といっても食物繊維・発酵食品を意識してとったり、エビオス錠を飲んだり程度だけど)をやっていると、胃腸の調子は確かによくなる。
トマトジュースと豆乳を一日一杯。
コーヒーは一日ブラック二杯程度(飲み過ぎると寝付きが悪くなるので)
足裏のセルフマッサージ、ストレッチ…
etc…
細かく書かないけれど、ひとつひとつにどれかの本から採用したやり方やノウハウがあったりする。これらをするうちに、人間ドックの数値も改善するので、うれしくなる。
そして『糖質疲労』
そのような乱読の中、ときおり「白い精製糖はよくない」とか「精製されているのは何であれよくない」とか「果糖ブドウ糖液糖がー」とか「人工甘味料はー」とか、いろいろな意見があることは知っていた。
それらについて、そろそろ少しずつ知りたいな、と思っていたので、たまたま目にしたこの本を手に取った。ただし、本書 KindleUnlimited ではありません(現時点では)。
ざっくりと、私の興味関心事項を視点としてまとめると、
糖質疲労とは血糖値スパイク(食後血糖値140mg/l以上)の常習化のこと
糖質疲労は万病のもと(最終的には糖尿病やアルツハイマーなど)
血糖値スパイクをおさえるために、タンパク質、脂質を先に食べる。たくさん、ゆっくり噛んでから(食べ始めてから20分後くらいから)糖質をいつもの半分食べる(やせるし、リバウンドもしづらい)
果糖、果糖ブドウ糖液糖は、糖質疲労の原因。
人工甘味料は問題ない
といった内容だった。
人間ドックの数値がスマホアプリにあるので見直したら、空腹時血糖値などの糖尿病指標は、標準値内にあるので安心。でも食後血糖値は人間ドックでは計測しないので、自分で計測する必要があって(手段は本書にもいくつか書かれている)まずはそれを知ることからはじめてみよう、と思った。
また、振り返ってみると、昼食で「糖質かぶせ」(糖質を糖質で食べる)していることが多いような気がしたので、これからは気をつけて、筆者の言うような食べ方を心がけようと思う。
なお、人工甘味料については、もう少しいろいろな意見を読みたい。当面は子供にも自分にも控える方向でいる。
まとめ
長く働くためには健康寿命が大切。どうやら血糖値スパイクを起こさないような食生活が、長期的に体へのケアになりそうだ。
糖質を絶つのではなく、意識してタンパク質、脂質をゆっくり取ってから糖質をいまより少し減らしてとることを心がけよう。