EUという実験
ハラリ ‘ #21の提言 ’ Ch.8. #RELIGION
‘The handmaid of #nationalism ’ P137~138
‘ #おあつらえの国家主義 ’
今回で、第8章、 #宗教 が終了し、次回からは、第9章、#移民 に入ります。本の中盤に差し掛かりまして、邦題発売の夏に間に合わせるため、アクセルを踏んで加速度をつけて読んでます。拙い要約ではありますが、引き続きご贔屓とご寛容を頂き、ご愛読下さると幸いです。
(本題)
どんなに技術が発達しようとも、 #宗教のアイデンティティー と #宗教儀礼 に関する議論は、新しい技術の使い方に影響力を持ち続けるだろう。そして、世界を炎上させる力を持ち続けるに違いない。最新鋭の #核ミサイル と #サイバー兵器 は、中世の書物に関する #教義的論争 を鎮めるために利用される。人間の原動力が #マスコーポレーション に依拠していて、 #マスコーポレーション が共有された #作り話 への信仰に依拠している限り、 #宗教 も、 #儀式 も、 #儀礼 も重要性を持ったままであろう。
21世紀における #グローバルな問題 を、炎上させるのではなく、解決するということになると、 #宗教 はあまり役に立たない。多くの #伝統的宗教 は #ユニバーサル な価値観を取り入れ、 #宇宙の合理性 を理解してはいるものの、 #宗教 は #現代国家主義 の #おあつらえ といったものになり下がっている。それらは、 #北朝鮮 、 #ロシア 、 #イラン ,#イスラエル に見受けられる。したがって、国家間の違いを埋め合わせ、#核戦争 の脅威、 #自然破壊 、及び #技術的破滅 に対する #グローバルな解決法 を探るのは困難になっている。
我々はたいへん固くて難しい場所のはざまに捕らえられてしまっているようだ。
人類は今日、 #一つの文明 を作り上げており、 #核 、 #自然 、 #技術 に関する問題は、 #グローバルなレベル でのみ解決可能である。一方で、 #国家主義 や #宗教 は、私たち #人類の文明 を、異なる陣営、さらには敵対する陣営に分け隔てている。 #グローバルな問題 と、ローカルな #アイデンティティー という対立は、世界における最も多種多様な‘実験’にまつわる危機に如実に現れ出ている。
その実験とは、 #EU のことである。
#ユニバーサル な #自由主義 を担保するためにつくられたのであるが、 #EU は #統一 と #移民 という難題によって #崩壊 のふちに立たされている。
(冒頭で言及したとおりに次回は #移民 を考察します。)