誰がデータを所有するのか?
ユヴァル・ノア・ハラリの最新作
『21 Lessons for the 21st Century』英語版の要約
‘Who owns the data?’ P77~81
‘誰がデータを所有するのか?’
私たちが日々、メールし、 #Facebook し、 #VALU してる際に。誰がデータを収集し、所有しているか?みなさんはお考えになったことがありますか?ただで情報を得る代わりに、 #Web のあちら側に貯まっていく情報。今回は、このことへの警鐘です。本日は、ちょっぴりでもそれを考えながら読んで頂けると、新しい発見があるかもしれません。尚。今回で‘Part1 The Technological Challenge’が終了します。次回からは ‘Part 2 The Political Challenge’をお届けします。
もしも、全ての富と力とが、少数の #エリート の手に集中してしまうのを防ぎたいならば、 #データ の所有の仕方を適正化するのが重要となる。
古代において、土地は世界中で最も需要な資産だった。よって、政治は土地を制圧するのに躍起になった。もしも、膨大な土地がごく少数の者の手に収められれば。その結果として、社会は #貴族 と #平民 に分けられるのである。
近代において、機械と工場が土地以上に、より重要となった。よって、政治は生産を管理するのに躍起になった。
もしも、膨大な機械がごく少数の者の手に収められれば。その結果として、社会は #資本家 と #労働者 に分けられるのである。
しかしながら。 #21世紀 において、 #データ は最も重要な資産として、土地と機械よりも勝るものとなる。よって、政治はデータの流れをコントロールするのに躍起になるであろう。
もしも、 #データ がごく少数の者の手に収められれば。その結果として、人類は異なる種族へと分けられてしまう。
#データ独占 競争は、 #データ巨人ともいう #グーグル 、#フェースブック や、 #百度 によって現在進行中である。彼らの本当の #ビジネス は、 #広告収入 ではない。私たちの注意を分析することによって、彼らは私たちに関する膨大な #データ を集積しようと努めている。それはどんな #広告収入 よりも価値がある。私たちは彼らの #客 ではない。実は、私たちは彼らの #製品 なのである。
十分な #データ と十分なコンピュータの力を持ってすると、#データ巨人 は人の深い秘密を #ハック できる。そうしたら、私たちに選択を強いたり、私たちを操るばかりか、 #有機生物 を再設計し #無機生物 を創造することさえできるであろう。
#バイオメタリックセンサー を通して、人間の身体や脳から小さな機械に #データ が流れれば流れるほど、会社や政府が、人を操り、行動の決定を強いるのがたやすいこととなる。
されに重要なことには。それらは全ての身体と脳の #メカニズム を深く判読し、生命を再構築する力をも得る。
もしも、ごく少数の #エリート がその神のような力を独占することを防ぎたいのであれば。また、もしも、人類が生物上の #カースト に分けられることを防ぎたいのであれば。鍵となる問いは、‘誰が #データ を所有するのか?’ということである。私たちの #DNA 、脳、および人生そのものに関する #データは 、どこに所属すべきなのだろうか?‘私に’‘政府に’‘会社に’‘人類全体に’所属すべきなのであろうか?
‘ #データ の所有の仕方をどのように適正化するか?’という問題は、私たちの時代の最も重要な政治的問いかけである。もし、私たちがこの問いにすぐに答えられないのならば、私たちの社会政治システムは #崩壊 するに違いない。人々はすでに、来るべき #地殻変動 を感じ取っている。なぜなら、世界中の人々は、十年前にはかえがたいものでった #自由主義 への信頼を失っているからである。
それでは、この状況からどうやって抜け出せばいいだろうか?そして、 #バイオテック と #インフォテック の革命という喫緊の課題をどうやって取り扱えばいいだろうか?
科学者でありかつ起業家である人が、技術的な解決策を提示できるのであろうか?例えば、 #ネットワークアルゴリズム が、世界中の人間のコミュニティーのために足場を作れるであろうか。全ての #データ を適正に所有でき、未来の生命の発展を予見できる足場である。
世界中で #不平等 が起こり、社会的な緊張が増しているなかで。#マークザッカーバーグ は20億人の‘お友達’にこんな電話をできないだろうか?
「力を結集し、何か一緒にできないか」と。
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