お盆は平成ガメラ‼️ 『ガメラ2 レギオン襲来』感想
都市部を中心に展開された平成ガメラ3部作の4Kリマスター版上映。到底我が家のある山形では上映されることはないだろうなと諦観していた。
しかしながら、平成ガメラの製作に関わって方のうちの1人に山形出身の方がいらしたらしく、山形でもまさかの上映が実現した。
昨日から、『ガメラ 大怪獣空中決戦』がスタートし、今日が『ガメラ2 レギオン襲来』明日が『ガメラ3 邪神覚醒』と日替わりで上映を二周し、18日に3作を全て梯子できるスケジュールで上映をして終了のようだ。
流石に1日に3本梯子するのは大変なのと、スケジュールの都合があるので、今日明日明後日と、2、3、そして1作目の順に観ることにした。
という訳で本日観たのは『ガメラ2 レギオン襲来』であった。ファンの間でもシリーズ最高傑作と名高い本作であるが、
・敵怪獣であるレギオンの各形態と草体の生物学的なアプローチでの解釈や関係性の説明、弱点や特徴の解明
・自衛隊の現実社会に基づいた出動までの過程と作戦の立案から遂行までのテンポのいい流れ
・本作の登場人物達がそれぞれの経験や知識を駆使してレギオンに立ち向かい、親交を深めていくまでの丁寧な人間ドラマ
・ガメラとレギオンのお互いの存亡をかけた死闘を再現する時に痛みを伴い苦しそうな流血、部位欠損を含むど迫力の特撮シーン
以上に簡単にではあるが、個人的に気に入っている、この作品の素晴らしいと思う点を列挙してみた。
『シン・ゴジラ』にも通じる現実的な視点で怪獣という途方もない存在を解き明かしながら、強敵のレギオンを超越したガメラのトドメの必殺技は、人智を超えた超自然的なパワーを自らの身体に吸収して放つ一撃であったという結末もとても素晴らしいものであった。
明日は『ガメラ3 邪神覚醒』を観に行く予定である。本作とは打って変わり、ホラーや妖怪モノの要素を取り入れた作品になっており、私がリアルタイムの劇場で観て衝撃を受けた作品なので、とても楽しみである。