スイーツメモリー(クレームブリュレ)
クレームブリュレ、それはプリンよりねっとりしているが、カラメルソースをわざわざ作らず、表面に砂糖をかけて、バーナーで焼くだけのデザートだ。プリンのカラメルって結構、難しい。下手をすると、カチカチの飴になってしまう。プリンのほうが、大衆向け、クレームブリュレの方が、高級な気がするが、実際は、クレームブリュレの方が簡単に作れるのかも。ただし、焦がすバーナーがあればだが。
さてバーナーがない私はどうしたものか。そんな時は、ネットで調べれば、あれこれ方法が載っている。皆さん、偉いです。因みに、キャンプで使うチャッカマンはどうかなと思ったら、「チャッカマンではできません」という答えもあって、皆、考えることは似ているなと思った。魚焼きグリルで焼く、と言う方法と、火で炙ったスプーンの背で焦がす焼きゴテ方法とがあり、そちらを選択。
クリームブリュレだけでは、寂しいので、フルーツを飾り、お皿の余白にキャラメルソースのペンで、ぐにゅぐにゅっとラインを入れてみたら、「おぉ、ヌーベル・キュイジーヌ!」 と、勝手に自画自賛。見た目は大事。
十数年前に、パリへ行った。その時はヴィオラダガンバの大家、マランマレ生誕何年だかのアニバーサリーで、ヴェルサイユ宮殿でマレフェスティバルが開かれ、それをメインに、マレの足跡を辿る旅行だった。一緒に行ったメンバーの中に、着物姿の人がいて、当人曰く、「海外旅行はいつも着物。皆が注目するから、スリにも合わない。こんなのは化繊だし、ネパールでも着物で行った。私、草履でも、すごく早く走れる」と言って、たったったっと、走って見せてくれた。確かに、パンプスよりずっと速い。
そんな彼女といると、どこでも対応が違う。レストランの席はもとより、ヴェルサイユの庭園内を走るプチトラン(ミニ列車)に乗る時も、案内するスタッフがにっこり、一番よい席へ誘導してくれる。一番感激したのは、朝の散歩で、ヴァンドーム広場に面する、ホテルリッツに行った時だ。王侯、政治家、作家、映画スター等が利用し、かのダイアナが事故の直前、恋人、ドディ・アルファイドと扉から出る映像も記憶にあるホテルだ。何も知らない私たちは、ドアマンににっこりし、玄関入り口から堂々と入り、ホテル内の素晴らしい装飾や家具、飾られた花を堪能して帰ってきた。後から、出かけた別のグループは入り口でドアマンに、「宿泊客以外は、入れません」と、制止されて、入れなかったそうだ。そうなの?私達が行ったときは、守衛も、ドアを開けてくれたんだよ。
料理も人も、見た目は大事だね。
〇材料 … 卵黄 生クリーム 牛乳 砂糖 バニラエッセンス
イチゴ ブルーベリー アメリカンチェリー キャラメルペン
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