葉のウラ探検隊 冬虫夏草や金色の繭や@いつもの森
9月1日(前日note)の森の続きです。
9月1日分の記事が肥大したのと、「葉の裏ワールド」はマニアックというか、人によってはグロテスクに見えてしまうかもしれない写真なので、見たくない方もいるかもしれないと考えました。
それで「葉のウラ」の写真を別noteにしました。
お嫌いな方はここで閲覧をやめてください。
さて、探検隊といえば、ん?、あるある探検隊?でしょうか?「葉のウラあるある」でもいいのですが、やはり世代的には川口浩探検隊が浮かんでしまいます。
誇大表現でBPO(放送倫理検証委員会)に抵触しそうな場面の連続なんですが、なんど騙されても、やはり見てしまったあの頃。今の子どもには見向きされない気もしますが、昭和中期の子どもは純粋(単純)だったのです。
「別note」にする!! と期待をさせながら、実は大したことがない裏切り感ってのも川口浩探検隊っぽいかもしれません。涙
マイブームになっている葉の裏ワールドなんですけど、基本的には冬虫夏草を期待してめくっています。それで少し下調べをしてみました。
先週まではなにがなんだか分からないままに、せせらぎにオーバーハングする葉を手当たり次第めくっていたのですが、背の低い葉(の裏)に冬虫夏草は多いこと。笹やシダ、しっかりした葉がベターということで、狙いをつけてめくってみることにしました。
最初にみつけたのは笹の葉の裏。でも動いている、つまり生きている蟻でした。
これはこれで写真的には面白いので撮ってみました。
葉の裏にはけっこう、いろいろな虫がいます。
先を続けます。
内心、先週みつけたタイワンアリタケに辿りつくまで、なにも見つからないんじゃないかなぁと思っていたんですが、わりにすぐに、すっと見つかって心が浮き立ちます。
なんだろう?宿主がよくわりません。
アングルを変えてもう一枚撮ってみました。
アップしてみると、胸部に棘があるので、やはりタイワンアリタケだろうと思われます。
宿主が傷んでいたりするとなにか分からない、ってことが分かります。
また歩きながら、何枚も葉をウラ向けて確認しながら歩くと、葉に対して垂直に細長くピョンと伸びているのを発見します。
それが、ひとつの目標って気もしました。
宿主がさらによく分からず、蜘蛛の糸みたいなものがみえます。
宿主が蜘蛛だと、新しい冬虫夏草との出会いですが、ポケット図鑑に載っているクモタケとはストローマの形が違いそうです。
むしろタイワンアリタケのストローマに近い気もします。冬虫夏草に襲われたタイワントゲアリが、さらに蜘蛛に襲われるなんてことがあるのでしょうか?
一見アリのような宿主も体内は、菌糸だらけなので、襲った(かもしれない)蜘蛛もガッカリな気もしますが、菌糸が好きってことかもしれません。
ピンセットをもっていたから、宿主を覆いかぶさっていると思われるものを取ればわかったかもしれませんが、なんとなくそのままにしました。
さて、先週みつけたタイワンアリタケの場所までやってきました。
嵐だったので風や雨の洗礼を受けているはずです。
ドキドキしながら葉をめくります。
おお、いました。
しかも成長しているではないか。
先週よりも慎重に写真を撮りました。
淡い紫、きれいな色の冬虫夏草です。図鑑をみているとまだまだ成長しそうです。
さらに継続家観察決定ですね。
まだまだ続きます。
これは何がなんだかわかりまません。
冬虫夏草のなにかでしょうか? それとも繭なのでしょうか?
手前の赤いのはダニっぽいやつがいます。
白い円盤状のやつはなんでしょう?
右の小さな蟻は生体っぽいです。
分からなさすぎて面白いです。
さらに、こんなんでました。
グーグルレンズで調べてみるとイラガの幼虫っぽいです。
さいごに金色に輝く繭がいました。
かなり暗かったので現像で明るくしましたが、彩度調整や色調整はしていません。
ほんとに金です。(アングルによっては黄色かもしれませんが、この光の共演では金でした)
さて、なんの繭なんでしょう?
う〜ん、きれいだ。
葉のウラ探検隊の実際ですが、次から次へと葉をめくってみても、ほとんど何もいません。
たまに何かいても、何かがいた跡だったり、極小の何かの抜け殻だったり、たんに何かの遺体ということがほとんどです。
だから、みつけたときのドキドキ感は大きいのですが、写真に撮るのが一苦労です。
しかしね、、このマイブームもいつまで続くことやら、です、笑