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ぼっち男子高校生が恋に堕ちたのはクラスの頂点に君臨するキング「美しい彼」

こんにちは、読書子です。
今回、紹介する本はこちら。
凪良ゆう作「美しい彼」です。

「流浪の月」を書いた作者だと知り、興味本位で読んでみました。
BL小説を読むのは初めてでしたが、面白かったです。

それでは、あらすじを簡単に紹介しましょう。

吃音持ちの平良一成は、無口で友人もいない、スクールカースト最底辺の高校生。
そんな彼が一瞬で恋に堕ちた相手は、クラスで人気者の清居奏

少しでも清居の視界に入れるよう、平良は清居のパシリとなり、忠誠を尽くします。
ある日、平良は清居が芸能界へ入るため、ファッション雑誌のボーイズコンテストに応募していることを知ります。

陰ながら清居を応援する平良ですが、彼はグランプリを逃がしてしまいました。
すると、今まで清居を持ち上げていた友人達の態度が一変。
清居を中傷するようになります。
それを見た平良は自分でも驚く行動を起こすことに・・・

平良は自分の世界を持った、時々デュフフと笑うちょっと近寄りがたい人。
「気持ち悪い攻めが好きです」と作者があとがきに書いていましが、本当にその通り。
ただ、清居に対する思いは一途で、でも、なかなか一歩踏み出せなくて。
途中から「平良頑張れ」と応援してました。

そんな彼に好意を寄せられた清居も、実は少しずつ平良が気になっていて・・
なかなか素直になれず、すれ違う2人にヤキモキ。
最後までこの2人、上手くいくのかとドキドキさせられました。

最初は、男性同士の恋愛ってどうなんだろう?と思っていましたが、読み始めると続きが気になってページをめくる手が止まらない。

平良、清居それぞれの心理描写も丁寧なので、共感できるところもあり、よりこの物語に入り込めたと思います。

2人の恋の行方はどうなるのでしょう?
気になる人は読んでみてくださいね☆



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