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コヒブレ26回目:日本株どこまで下がるの???

NISAを通じて、日本株に投資をしている人も多いと思います。
桐島も、その1人です。立場上、個別銘柄は購入できないため、投資信託を購入しています。

さて、8月5日、日経新聞にこんな号外が出ました!!!
数字を前面に押し出してくる見出しですね。

日本企業の株価大幅下落の理由

後藤達也さんの説明をお借りしますと、今回の日本株の大幅下落要因は、以下の通りです。

①米国が8月2日(金曜)に発表した雇用統計の失業率が、4.3%と予想以上に高かったため、米国の景気悪化の不安が出てきた。

②これにより、FRB(連邦準備制度理事会)の利下げが確実視されるようになった。同時に日本企業の業績にも懸念が出てきた(米国の景気が悪化すると日本企業の業績も悪化)。

③日米の金利差の縮小が意識され、円買いの動きが出て、円高になった。

④②と③のダブルパンチにより、日本企業の株安が加速した。

株と為替の関係

上の図式の補足のために、日経平均株価の推移を見ると、
7月11日と8月5日を比較すると、円は11%高くなって、株価は25%下落しています。

円高の値動き比率と、株価の値動き比率はある程度比例する気がしますが、だいぶ乖離があることが分かります!!!

7月11日:4万2224円(1ドル=161円)

7月31日:日銀の利上げ決定

8月5日:3万1458円(1ドル=143円)

日経平均株価、どこまで下がるの?

8月5日(月)は、歴史的な下げ幅を記録したようですが、私、桐島もNISAを通じて、投資信託を購入していたので、我が事として、日経平均株価がどこまで下がってしまうのか⤵、非常に関心があります。

本日、証券会社のカスタマーセンターに問い合わせ電話が殺到しました。

それだけ、NISAを契機に、株式投資を始めた個人投資家が、パニックになって問い合わせをしたことがわかります。

ヒントとなる8月5日(月)のチャート

そこで、8月5日(月)の日経平均株価のチャートを見ると、ところどころ、上向いている箇所があることがわかります。

3万3,000円ぐらいで、一度、上向きに持ち直して下がっています。

3万2,000円ぐらいでも同じ現象が起きています。

これは、ところどころ、プロの投資家による買いが入っているにも関わらず、その買いによって上昇トレンドを作るまでに至っていないということです。

それだけ、個人がパニック売りしているのがわかります。

つまり、個人のパニック売りが終わるまでは、株の下落は続くということです。

しかも、NISAを今年になってから始めたばかりの人は、NISAに裏切られたという気持ちでしょう。今回、損切をした人たちは、心理上、次回、株式を購入することに心理的なハードルが高くなるに違いありません。

しかし、2024年になってから劇的なスピードで、NISAを開始する人が増えたことも事実です。

となると、上の図の2,000円分の幅ぐらいの方々は、最後の方でようやく損切ができた方々の、最後のあがきと見ることも可能でしょう。

つまり、この2,000円分の上昇幅は、今後、しばらくの間は戻ってこないとも言えます。

今週は、日本の株価の勝負の1週間のようです。

今週、ある程度、株価が回復すれば、日本の景気は持ち直しますが、今週回復しないようであれば、厳しい状況が長く続く兆候のようです。

株価動向なんて、誰も予想できないと思いますが、個人的には、日本経済の今後への期待も込めると、今週中半ば(8月7日)ぐらいで、株価が30,000円を下回るぐらいで底を打ってくれたらと思います。

今回、こういった値動きがある時は、人間心理がもろに前面に出てきて、非常に学びが大きいなと思いました。

私、桐島は、このような局面で一喜一憂するタイプでもないのですが、どんどん、マイナスが膨れているスマホ画面を見て、思うところがありましたので、普段は、株価なんて気にしませんが、今回ばかりは、非常に心に残る思い出になったので、記録(記憶も)したいと思います。

【8月6日(火)追記:急反発】

以下のグラフのとおり、8月6日は、日経平均が急反発(32,000円→34,500円)したので、結果、日本経済が不況に陥らず、一安心しました。

一方、上で記載したとおり、2,000円分に相当するNISA初心者が、株式投資からしばらくの間、撤退したと思われるので、日経平均が再度、40,000円に近づいていくのは、非常に時間がかかる気がします。

とはいえ、最近は、米国、日米の経済指標の発表により、株式市場が一喜一憂して、ものすごくSwing(揺れ動く)するため、株式投資は、転んでもまた回復するだろう、という気長な姿勢が必要ですね、、、(^^;)


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