人のこと決めつけたり先入観なしで、関われるかな
今回取り上げるものは漫画『その着せ替え人形は恋をする』 福田晋一 著です!
主人公五条が、なんの接点もないと想っていたクラスのマドンナ的存在 喜多川さんと徐々に接近していくストーリー展開が面白い。
でも最初は、五条はクラスメイトの喜多川さんを遠い世界の住人のように感じています。
なんで五条はこんなに喜多川さんに先入観を持っていたかというと、例えば可愛い容姿とか、クラスでの立ち位置とか、自分の意見をストレートに言える強さとか、そういうものが影響しているんだと思う。
ただ先入観とか、この人ってきっとこうなんだ、みたいな決めつけは本当に良くないな〜とこの歳で感じています。
というのも今アメリカで生活していることもあり、先入観や見た目での決めつけは本当にNG!(アイデンティティに関わる話は基本すべて地雷)だとひしひしと感じているからです。
例えば肌が黒くても、アジア系の見た目をしていても、その人のアイデンティティとは全く違うことが多々あります。だからむやみにWhere are you from?(どこからきたの?)と聞くのは、かなり危険だったりすることを最近特に感じています(知らないうちに、彼らのアイデンティティを少しずつ傷つけてしまっていたり、、、)
“人を見た目で判断してはいけない”を、日々実践して生きていかなければいけない環境に置かれて、本当にその難しさがわかりました。これがほんっとうに難しい。
でもそれができたら、きっともっと仲良くなれる人が増えたり、素敵な人と仲良くなれる機会が増えるなあと思うと、ワクワクします。
だから五条が喜多川さんと関わるうちに、彼女の内面に惹かれていき(見た目にもどっぷりハマっていますが笑)、今まで持っていた決めつけや先入観が少しづつ剥がれていくシーンには、純粋にいいなあと思ったり。
うん、五条がんばれ!
Written by あかり
アラサー女