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小説紹介⑪✎𓂃本を守ろうとする猫の話
▶︎読むのはよい。けれども読み終えたら、次は歩き出す時間だ
育ての祖父を突然亡くし、祖父の経営していた古書店に引き篭もる林太郎。
そんな林太郎の元へ不思議な猫が「本を救うために力を貸してほしい」と現れる。
猫と共に様々な迷宮を旅しながら、本の心と愛を思い出させてくれる物語。
ずっと読みたいと思っていた本をようやく図書館で見つけました❤︎
これファンタジーだったんですね!知らなかった!
ここに出てくる迷宮は現代の人間が抱える問題と深く関わるもの。
時間効率ばかりを追い求めていたり、いかに量をこなしたかが重視されたり。
本質を捉えるって難しいし、現実問題お金とか名声ってすごく大きな力を持っているものですよね。
でも物語でも描かれる通り、本を読むことの意味や本質ってそういうものとは無縁の純粋な感情であって欲しいよねって思いました。
特に子供たちがこの迷宮の住人みたいな発想だったら、悲しい世界になってしまう気がして少し不安も感じます。実際、現代の人々の中にはこんな考え方の人がたくさんいると思いますしね(..)
この本を書かれた夏川さんは本当に本がお好きなんでしょう☺︎
本への愛をひしひしと感じました。
最近ではどんどん本を読まない人が増えているなんて記事もよく目にしますが、一方で本が好きだよー!って発信する人もたくさんいますよね。
私もとても微力ながら、これからも本の魅力について発信を続けて1人でも多くの人に本を手に取ってもらえるように頑張ります!