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ドラマのレビュー_102_ 大豆田とわ子と三人の元夫

あんまりない作りだから刺さる人には刺さりそうなドラマだ。凄く魅力ある作りだし、照明美術撮影の画面の強さと音響音楽の浸れる感じも凄い。画面に魅力が詰まっているから見ていて飽きがこないうえ、#1EDでKID FRESINOの声が聞こえた瞬間にカァーッ! こいつ以外ないよ!ってなって、本当によく練られていると思う。調べたらSTUTSだったし視聴後のチル感も凄い。シナリオっていうかテーマ性が結構強くて誰かの代弁って感じもするけど、全てにおいて出来がよいから視聴にストレスがない。6話の展開を楽しめたかどうかが好み分かれそうだし、こどもがアクセサリーになってるところは勿体ない感じがしたかな。ナレーションで全部語ってるようで全然語らずに絵で暗喩させてるとかは見ていて笑えて上手いなあと思う。結局作品のテーマとして家族の話じゃなくて「そばにいる人」の話だったんだな、って感じ。これも坂元裕二脚本、いつも素晴らしい。

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このままどこか
大好きなものを一生懸命バイアスをかけずに評価しているつもりです。 同じようなことを思って笑って貰えたら怒って貰えたら嬉しいです。

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