ドラマのレビュー_135_ブラックぺアン
痛快ってこともない、どんでん返しってこともない。やや良作かなあ。良かったのは小泉孝太郎のキャラと配役があってたこととか。この小泉孝太郎が持つお父さん譲りの謎の懐のでかさ(偽り) が、何やっても善の行動をしているようにも見えて謎の説得力がある。やってることは行ったり来たりの卑怯なコウモリ野郎なのにね、不思議。でもまあ子どもを救いたいって行動の根源もシンプルで共感できるし、卑怯だが悪に手を染めすぎないのも良いバランス。二宮和也の父(辻萬長)がペアンを胸に入れた術式の謎を一心に背負って退職したのはなんでだったんだろう? なんかちゃんと医局員に都合全部説明して保身してくれよってなっちゃった。あと二宮和也をチビで腕があって暗くて不気味な男って演出がもっとあったら他の登場人物との対比が立って、もっともっとギャップがあって良くなったと思う。手術室でのみ格好良さが分かる、かのような。だとしたらねちねちした痛快さがあったはず。
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