ドラマのレビュー_091_フェルマーの料理
主人公が闇落ちする話が好きって言ってるじゃん。だからこれも楽しんで見れたんだけどストーリー的に?ってなるところもあったかな。高橋文哉が二人なら心理の扉を開けられますって言うんだけど、技術ってかあくまで主人公の精神的な拠り所としてってことなんだよね? なんかそれがもっといい落としどころがなかったの?って思っちゃったし、病気でっていうのもなんか意外性はなく、全体を通して「謎」の面白そうな提示に対して答えが浅いな〜って思ってしまった。ヘンなことが起きるのはヘンな人がいるからで、ヘンな人であることに理由がない、みたいな。料理はおいしそうっていうよりは高級感が凄く良かった。OPでスチルがパパっと映るところなんて素晴らしくおしゃれで品があってとても美しい。結局主人公の責任感があってのめり込む性格ってのにそれ以上の発展性がなく、物足りないし、最後2人だけの小屋で店開くってのも釈然としない。作中の細田善彦がいいやつなのは良かった。
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