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ドラマのレビュー_114_両刃の斧

登場人物が一人除いてみんな良い人で、これどこにどんでん返されても嫌な気持ちになるからどうでもいい奴を犯人にしてくれ……、って思ったけどダメでした。でも思いのほか予想外であ、あぁ……ってなってそれも良かった。芝居は結構みんな良くて下手な人いなくてかなり没入できたのも良かったし、柴田恭兵が最終話ケーキ食べてるシーンなんてもう落涙してしまって悲しすぎた。ただ柴田恭平の家族の話に終始するので、もう少し井浦新と高岡早紀のシーンを増やしてほしかったかな。これはラストシーンがああだから、ってのも含めて最後のシーンへ微笑ましさというか、人の振り見て我が振り直せってな感じで高岡早紀のことを大事に思う、でもいいけど、じゃあそれが成長って感じられるわけではないし、なんかうまくつながっていってないような気がしたから。柴田恭兵の話なら柴田をオチにすべきだったし、柴田恭兵が井浦新に影響を与えるなら、新の変化が大きく感じられず影響を与えてるように感じられないから。でもドラマとしては充分良かった。

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