ドラマのレビュー_147_笑うマトリョーシカ
6話で高校の会長選挙に玉山鉄二が「涙流すなよ」って櫻井翔に伝えるものの、櫻井が涙流す下りって玉山鉄二がこのエピソードをいかに重要視してなかったか(忘れていたか)、を説明してくれないとなんで既に櫻井翔が自身の足で歩みだしているかに気づかないんだよって思っちゃうよね。そんな重要なこと忘れてるわけなくない? ただ櫻井翔の異常性を描かずとも感じさせるとかそう言う雰囲気づくりは本当に良く出来ていて、でも本当はいい人なんだよね……?みたいなせめぎあいもあった。展開の部分で序盤の面白さから中盤ダレてきそうな所に、玉山鉄二がパージされて出る嗚咽はめちゃくちゃ良く、カット割りも面白くセリフ途中でパパッとカメラが回り込んだり撮り方や音響も面白い。最終話の櫻井翔の芝居はやや低調だけど、それでも「ハヌッセンのことをヒトラーはどう思っていたか」は迫力があり、シナリオも清家(櫻井翔)の感情を想像する余地が残り良かった。
いいなと思ったら応援しよう!
大好きなものを一生懸命バイアスをかけずに評価しているつもりです。
同じようなことを思って笑って貰えたら怒って貰えたら嬉しいです。