地方育ちのビジネスマンがスタートアップで学んだこと
こんにちは。高知の楠瀬です。1年越しにNOTEを書いております。
実は先日、昨年の9月にジョインしたテイラーワークスを卒業しました。
フルリモートで営業やコミュニティ、地方創生について考え続けた1年間。苦しいことも多かったですが、学びが多い新鮮で長い1年間だったようにも感じています。
高知からのフルリモート転職という変わった働き方に対しお声がけいただくことも多かったのですが、ここで一区切りがつきましたので、報告も兼ね、テイラーワークスでの業務経験から学んだことを残しておくべくNOTEを執筆したいと思います。
※本記事の内容は、すべて個人的な見解です
積極性がないと経験は得られない
どの業界でも必要になる積極性。スタートアップにおいては、積極性の有無で得られる経験が大きく変わることを身を持って実感させられました。
そもそもスタートアップへの転職、営業へのチャレンジ、すべて私にとっては初めてのこと。経験がないのは当然でもあったので、恥は捨て、やりたいと思ったことにはすべて手を挙げるようにしていました。
人が少なかったということもありますが、手を挙げまくったこともあり、自治体・エンタープライズ企業・地方の老舗企業、スタートアップ企業、NPO法人など様々な企業の方と接することができました。短い期間ではありましたが、今まで知ることがなかった組織のあり方について知ることができたのは、大きな財産です。
ご機嫌で仕事をする
テイラーワークスで仲の良かった同僚の口癖は「ご機嫌で仕事をしたい」でした。私はというと、「成長に痛みはつきもの」というモットーのもと、ご機嫌な状況の優先順位は下げて下げて仕事をしていたかなと思います。
苦しい中から得られる学びは大変大きいものがあり、これから生きていく上で、ちょっとやそっとでは折れないだろうなと思えるような精神力がついた気がしています。
一方で、自分自身のネガティブな自己評価を成長痛だと放置することで、自尊心をとことん下げてしまいました。頑張っている時は全く気づきませんでしたが、自分を自分で傷つけてしまうことで、徐々に自信を失っていたんだろうなと思います。これは転職活動において大きな悪影響があり、良くなかったと反省。
そんな中で思い出したのが「ご機嫌で仕事をする」というワード。ちょっとお気楽すぎるんじゃないかと思えてしまうような言葉ですが、ハードな生活の中で自分自身を見失わないために必要なモットーなのかもしれないと感じています。
ご機嫌な状態は人によって異なると思いますが、どうすればご機嫌な状態を作れるのか、自己認識をしておくことが大切なのかなと思います。私は、自分が得意な部分を生かして組織の中で役立っている感覚を持った上で、それがステークホルダーに染み出している状態が作れるとハッピーを感じ、ご機嫌な状態になれる気がしています。
仕組みだけでは地方に太刀打ちできない
テイラーワークスへの転職を通じ、高知以外の地方の現状に目を向ける機会が増えました。高知で見かけた課題は他の地方でも課題になっていることが多く、現状を均一化し、仕組みを整えることで、救える組織や人がたくさんいるんじゃないか、そう信じていたように思います。
しかし、東京や先進地域ではスッと受け入れられる仕組みが、地域によっては全く刺さらないという場面を本当にたくさん目の当たりにしました。仕組みを作ってもできることがない、、と何度落胆したことでしょうか。
でもたまに、「ここが!?」というような地域で先進的な取り組みをしていたりするんですよね。(めっちゃ主観的ですみません🙏笑)
そんな地域をよくよく見ていると、東京の感覚を持ち、地域の人からの信頼を獲得しているキーパーソンが存在していました。
地域を作るキーパーソンの重要性
自らがキャッチアップした新しい仕組みや他の地域の事例を地域の人に翻訳して伝え、地域の中で諦めずに推進をしていけるキーパーソン。キーパーソンが存在している地域では、衰退まっしぐらの地方都市でも新しいチャレンジが生まれてきつつあることに気づきました。
地域の外と中をつなぐ地場の人の存在により、地域が少しずつ変わっていく様子を目の当たりにする度に、早く高知もやらなきゃいけないのに、と感じ、どこかでジレンマを感じていたように思います。
彼らに負けていられない、私は私で高知の中でやることがあるじゃないか、そんな想いが募った結果、テイラーワークスを卒業することになりました。
なんやかんや幸せな1年でした
1年というと短いようですが、私にとっては久々に長く感じた1年でした。
今回の記事では書けませんでしたが、営業スキル面においては一つの論文が書けてしまうくらい大きな学びを得ることができました。営業初心者だった私をここまで引き上げていただいた佐久間さん、本当にありがとうございました。
そして、スタートアップには似合わない経歴の私に期待をしていただき、かつ、たくさんのチャレンジの機会を与えていただいた難波さんは、私のビジネスの恩人です。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました!!
また、尊敬できるたくさんの仲間に出会えたことも、私の人生において大きな宝物です。
これからについて
テイラーワークスでの1年間のチャレンジをベースに、次は、高知のキーパーソンになるべく、動いていく予定です。次からは高知の情報発信が増えていくと思いますが、温かく見守っていただけると幸いです^^