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電子書籍化不可!という小説を読みました

『世界でいちばん透き通った物語』(作・杉井光)って言うんですけど。


まさに無味感想という記事です

 読んだ読んだ、四時間くらいで読んだ。
 がっつりしたミステリのつもりで読んだけど、なんだかラノベのような読み味だった。
 あっさりというか、読みやすいというか。久々に読書する人には丁度いいかも。

 感想「電子書籍化無理だわ、すごい」。
 物語がすごいというよりもその仕掛けを思いつき、実現してしまったことがすごい。
 なので、面白さに対する期待感を上げていると肩透かしを食らうかもしれない。

 あと、めちゃくちゃお洒落だと思った。
 この感覚をそのまま吐き出すとネタバレになるから書かないけれども、ただ、お洒落。
 ところどころで違和感を覚え、あるページで違和感が快感と畏怖に変わる感覚。
 
 大体、こういう系は快感だけを感じる。
 けれどもこれはもはや怖いレベル。どういう制作過程なのかを知りたいし、絶対大変。
 しかも、仕掛けに気が付いただけでは別にネタバレにならないのもすごい本だ。
 
 ネタバレに注意して激浅感想になった。
 まずは書店に行き買ってほしい。活字に慣れていれば二日分の通勤で読み終わるはず。
 とにかく、僕に言えるのはこれだけだ。意味と価値のない模倣だけでも難しい。

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