尻の青さは想像力で補う事はできない #現地現物
僕も含めて、皆さんもまだまだ未熟者です。
これだけめまぐるしく世間が変わっていくのだから
僕らは常に何かの初心者です。
だろう運転では問題解決はできない。
製造業ではよく『現地、現物、現実』の三現主義というのを重視します。
机上の空論ではなく、実際に現場で現物を観察して現実を認識した上で問題解決を図るという考え方です。
これは特に、現場を抱えるエンジニアリング領域の人材に求められる基本のキでもあります。
つまり、現場直接の人材ではなく
現場のために改善活動を行う間接部門の人材がカンコツや技術的な空論任せに陥りやすいと言うことでもあります。
そう言えば、『現場』という言葉がわかりますか?
僕も今の業界に入るまで『現場』って言葉に馴染みがありませんでした。
工事現場といえばイメージ付きやすいですね。
工事が行われている場所です。
製造現場はどうでしょうか。
おそらくは工場、そして製造ラインを想像しませんか?
事故や事件現場は聞いた事がありますよね。
こちらはアラサー以上なら知ってるかもしれない、
の青島刑事のセリフで有名です。
遠く離れた本部の会議室で煮え切らない警察幹部のせいで、目の前にいる犯人を取り逃しそうになっている状況で青島刑事が偉い人たちに放ったセリフです。
コトが現れる場所、それが『現場』です。
青島刑事のセリフも今回のnoteにぴったりな上位のミスを指摘しています。
新人よりもベテランのほうが経験値が豊富であるからこそ、頭の中だけで考えて答えを出そうとする傾向があるように思います。
業務上の「コト」については現場の方々のみがプロです。
問題解決のために出向いた間接部門の僕らはその都度、素人(のつもりで話を聞く)
だから行かずにわかる事など何もないのです。
事件は現場で起きているが、「問題」は会議室で"も"起きている
ということ。
『あの時はそうだったから、今回もそうだろう』
と現場に行かない上司や先輩いませんか?
『慣れてるから』とかないんですよ。ビンタしますよ?
現場は生き物です。
毎日様子が変わります。
毎日改善してて成長するし、その成長痛が問題となって出てきます。
現場はそれが問題であると把握していない場合もあります。
現場は我慢しちゃうんですよ。
それから、弊社ではこんな言葉もよく耳にします。
『弊社の常識は、世間の非常識』
これは、自分たちが世間的には大きな会社でありかつ古い考えで世間とズレがあると認識しようという戒めです。
だからこそ、僕らは現場に向かう。
そこで何が起きたのか、
どこでどのタイミングで起きたのか、
なぜ起きたのか、その目で見るのです。
お優しい現場の先輩は
「現場に来てくれただけでも助かった」
と言ってくれる場合があります。
それは問題が起きた時に、現場がその説明を求められたり対策を求められたりするからです。
その時僕らがいっしょに考えていっしょに報告をする。
なんなら「この部分の対策はドイがやります」と言ってもいいし、現場が言ってしまってもいい。と思っている。
「えええええ????なんで僕??????(つд⊂)ゴシゴシ (;゚ Д゚) …!?」
となることは少なくないのだが。
それが仕事なのです。
センスは知識からはじまる、ここでもこのフレーズが僕に刺さってきます。
想像では正しい対策はできないし、最適な改善もできない。
まじでおすすめです。Kindleだとお得なので是非お読みください。
僕は自分と家族用に2冊持ってる。
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
で有名に福沢諭吉せんせのお言葉ですが、その続きを紐解けば、
この言葉は、このように言われているのみであり、
実際の世の中はこうではないとしているという解釈があります。
これもこのまま現地現物に当てはまると感じました。
「正しい情報」を得るために現場に行く。
それを「賢く学ぶ」と言ってもいいだろうと考えます。
思い返せば、僕が前職でシステムエンジニアだった若いころを振り返ってもたくさんの現場に関わってきていたのだなぁと思います。
特にお客様とのやりとりのみでは何を望んでいるかわからず、
「職場を見せてください!」
と頼み込んだこともあります。
転職活動中には「応募するか迷っているので職場を見せてもらえませんか?」って直接お願いしたこともあったなぁ(今思うとアタオカだな、、内定はもらえたけど)
あなたにとっての現場ってドコでしょうか。
1箇所ではないですね。
ご自身の職場もそうだし、お客様の事業もそうかもしれない。
売り場も事務所も、「コト」の次第では現場と言えるでしょう。
現場に飛び込んでみてください。
歓迎されない場合もあります。まだまだ人間関係が構築できていない場合。
そんな時のおまじないを皆さんに教えたいと思います。
「皆さんの仕事を勉強させてもらえないでしょうか」
使ってみてね!
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【あとがき】
現地現物って現場まで行かなきゃいけないのか?について、少し語ろうと思う。現地現物は進化しています。それを2点紹介したい。
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