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ここまでわかった犬たちの内なる世界 第3期

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全10話 + α(まだ完結していません) 逸話的証拠と科学的データを統合させるというコンセプトは、 従来(第1期、第2期)と同様ですが、 今期は 「犬の攻撃性」をテーマにしたこと…
マガジンでの購読はかなりお得になっています。 例えば、「攻撃性」の有料記事4本と補足記事1本を単体…
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#サイエンス

ここまでわかった犬たちの内なる世界 #28  犬の攻撃性④ ~ 見知らぬ人への攻撃性〈前編〉

文字数 3000字 ☞この記事は、投稿後24時間に限り、全文無料で読むことができます。 ↓前回のコラム↓ コロナ禍と犬の攻撃性 Covid(コロナ禍)が落ち着いた後、見知らぬ人や訪問者に対して問題を抱える犬が大幅に増加していることに気づきました。Covidの渦中では、多くの犬が公共の場の見知らぬ人や自宅への訪問者に晒されなかったので、これは驚くに値しません。社会化の欠如により、多くの犬は見知らぬ人や訪問者が関与する特定の状況でどのように対処すべきかを知らないようです。

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ここまでわかった犬たちの内なる世界 #26犬の攻撃性②〜本物か偽物か〈後編〉

☞文字数 約10,000字 前回のコラムでは、「攻撃性」は元来、 同種の動物間の争いについて使われるものであり、 多くの場合が儀式化されているというお話をしました。 今回まず最初に、皆さんと共有しておきたいのは、次のことです。 ✅犬の攻撃性は複雑な問題であり、それぞれの犬の背景、経験、環境を徹底的に理解する必要がある。 犬の攻撃性は感情表現であり、正常も異常もある犬の攻撃性とは 一体どのようなものなのか、  Dog Aggression をググってみると様々なサイトで

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ここまでわかった犬たちの内なる世界 #24 犬はどのようにして人の心を奪ったのか(続編)

最終更新 2025年2月4日  ✔️〘イヌ属が共有する「子犬のような目」をめぐる2つのシナリオ〙の項を加えました ↓このコラム投稿時に見逃していた興味深い研究を”発掘した”筆者の驚きと反省↓ ↓このnoteを読んでくださった方の感想↓ 犬の顔まずは、下の写真をごらんください。 このバラエティーに富んだイヌたちの表情を見て、あなたは何を思いますか? これらは堀明フォトオフィスのホームページのギャラリーに展示されている「Face」というページのスクリーンショットです。

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ここまでわかった犬たちの内なる世界 #23 犬はどのようにして人の心を奪ったのか

最終更新 2024年12月25日 ☞X(twitter)での「拡散 応援」を してくださる皆さんは、このnoteをお得にお読みいただけます。 ☞予告したタイムセールは、 申し訳ありませんが、明日の午前10時よりスタートします(2024年12月28日追記) ↓このnoteを読んでくださった方の感想↓ あるニュース記事まずは、次のニュース記事をお読みください。 解説も含めて2分で読めます。 実際、東京都周辺には犯罪「ホットスポット」ができつつあると指摘する声もある。先週、

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ここまでわかった犬たちの内なる世界 #22 忠誠心と英雄的行動(続編)〜「ラッシー、助けを呼んで」仮説のゆくえ

前回は、イヌがどのように忠誠心を発揮するのか、 思わず拍手喝采したくなる話、ホロリとする話、さらには爆笑ものまで幅広く紹介しました。 それでは、 イヌの忠誠心について科学はどのようなアプローチをしているのでしょうか? 具体的に見ていきましょう。 偽装緊急事態 人助けをするイヌの話に感動した心理学者のウィリアム・ロバーツ(William Roberts)は、<「ラッシー、助けを呼んで」仮説>を立てました。 飼い主のピンチを察知して第三者に助けを求める、いわばラッシーのよう

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ここまでわかった犬たちの内なる世界・続編 (第3期)を2024年10月にスタートします!

来月10月から「ここまでわかった犬たちの内なる世界」の続編をUPします。 これまでに20本のコラムを投入してきました。 前書き(プロローグ)や補足を含めると「ここまでわかった犬たちの内なる世界」の投稿記事は25本になります。 🔽これまでの投稿記事 今回の続編では、 これまで通り、筆者の観察を下敷きにしてサイエンスと動物行動学の視点を踏まえつつ、 新しい切り口で犬たちの内なる世界を描写していきます。 筆者は実感として、犬を”謎と驚きに満ちた生き物”としてとらえている! 犬