第7話| 日本語の半分以上、もとは中国語だっていう驚きの事実
僕んちは叔父さんが設計した。叔父さんは建築家じゃないけど、建築の好きさが半端ない。いろんなとこに写真撮りに行って、いろんな建築の本読んで、暇さえあればスケッチしてる。
「どうして建築家にならなかったの?」って聞いたら、40才まで思いつかなかったんだって。もし40才でサッカー選手になりたいって思いついたとしても、それからプロにはなれないだろ? ––– それはわかる。ていうか、どうして40才のときに思いついたの?
僕んちで好きな場所は、一階の床から二階の天井まで縦にまっすぐ