クラスメイトへの対応を変えてみた。【息子編#4】
息子は中学2年生。4月も下旬になりようやく新しいクラスにも慣れてきたようだ。
そんな息子。帰宅して第一声は相変わらず、なんか食べるもんある?である。
腹ペコモンスターの空腹を満たすために、大体用意している食べ物が、炭水化物とフルーツの組み合わせ。最近はもっぱら、焼き芋といちご。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維で、腹持ちとお腹の調子をキープするグッドバランス。これで、夕食まで待てる!訳もなく、夕食までに、おにぎりや牛乳などカルシウムでイライラを防止させつつ、日に5食目となる夕飯を迎えるという流れである。
そんな厨二男子。ちょうどおやつタイムに私が居るタイミングとなり、珍しく自分から学校のことを話し始めた。
「最近、モテモテやで。」
どういうことかと尋ねると、同じクラスの異性への対応を変えたらしい。
「前みたいに知らんふりしてなくてな。優しく話したり、聞いたりしてるねん。」
昨年はいかにも思春期らしい、異性を意識しすぎてか恥ずかしさからか無視をしている様子が伺えた。思春期の彼らは実に本能的で、あくまでも成長の通過点で湧き出てくる性意識の戸惑いの様であった。
もちろん、そんな彼を非難することなく、そういう時期もあると気持ちを汲んでやっていた。
「今日な、YouTubeで友だちがオレの試合を見始めてさ。かっこいーとかなんとか…⚪︎×△☆」
満更でもない口ぶり。クラスメイトの声かけに知らぬふりをせず、“日々努力”することで結果に繋がるという感触を少し得た様だ。孔雀が羽根を広げる行為の様なものなのか。
しかし、クラスメイトの「かっこいー」のひと言で己がモテていると感じてしまう厨二君よ。
おやつを毎日用意するから、しばらくは身体に相応しい栄養補給をし、心は社交辞令ややり過ごし、誉め殺しなど色々な言葉のシャワーを浴び、コミュニケーションノウハウの吸収をしておくれ。
あたたかく見守り続けます。
ありがとう、日常。
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