肌の透明感を取り戻せる「プラセンタ」効果
元美容皮膚科医の絢香(Ayaka)です!
病院勤務の時は、どうしても病院の看板を背負ってしまうため自由な発言ができず、それが嫌で美容クリニックを開業したものの、今度は医療でなくても同じようなレベルの美を提供できることを美容大国「韓国」で目の当たりにし、病院やクリニックから離れることを決断し、美容の専門家として自由な発言をしていく活動を選び、1人でも多くの方に正しい美のお話をお届けできるよう配信していきます♪
美容界で注目され続けている「プラセンタ」とは!?
まず、そもそもプラセンタとは何!?って方もいると思います。
プラセンタという言葉はたくさん目にしてるけど、プラセンタってなんだろうって思ってる方が多いのが現状です!
では、プラセンタとは何なのか・・・それは「胎盤」のことなのです。
胎盤とは、妊娠期に形成される臓器です。
妊娠中に母体から赤ちゃんに酸素や栄養素などを届けたり、赤ちゃんの老廃物を母体(血液)に戻したりする役割を担っていて、お腹の中の赤ちゃんを守っています。
胎盤は、人間だけでなく、牛や豚、馬、鹿などの哺乳動物の多くにも、妊娠期に胎盤ができます。
驚きなのは、動物たちの多くは、出産後は胎盤を食べてしまうのです。
これは栄養が詰まった胎盤を食べることで、出産で低下した体力を早く回復させることができるからと言われています。
余談ですが
この胎盤を食べるという行動の理由としては、上記のように栄養が多いからという理由もありますが、最も有力なのは「生まれてくる子供を外敵から守るため」という説です。
野生環境においては、血の付いた胎盤をそのまま放置しておくと、鼻の効く外敵に気づかれて襲われてしまう危険性が高いのです。
ですから、胎盤を食べる動物(母)達は、においの強い胎盤を食べてしまうことで、こうした外敵が近づいてこないようにしているのです。
動物だけではなく、人間も海外(一部の国や地域)では出産後に胎盤を食べる「胎盤食」の風習があったりします。
ニュースなどでも取り上げられたりして、日本でも話題になったことがあります。
ちなみに、日本では、胎盤は「感染性廃棄物」と厚生労働省によって定められています。
医療機関では、感染事故を起こさないように管理責任者を決め、管理体制を整えています。
さらに、排出や分別に関しても、具体的な作業内容を決め、関係者に周知徹底することが法律で定められています。
つまり、胎盤は法律で廃棄することが定められているため、基本的に日本で胎盤を食べることは許可されていません。
胎盤は、生物の臓器ではありますが、母親のものでもなく、子供のものでもなく、子供に五体満足な器官全てを作り上げるためのあらゆる栄養を含んでいる「期間限定臓器」です。
人間がアンチエイジングや病気の治療にあたって、他に代わることのない、期間限定臓器という摩訶不思議なものに注目が当りましたが、これは当然の流れだったと思います。
それに、特別な機能があると考えられたのも、何ら疑問の余地もありません。
実際に多くの機能もあります。
とても小さな細胞である受精卵を生き物にしてしまう胎盤は、10数種類のアミノ酸・多種のビタミン・ミネラル、酵素など多種多様の栄養素を含んでいます。
栄養素だけではなくて、美容業界で注射をしたり、イオン導入をしたり、塗り込んだり、飲み込んだりして、なんとか取り入れようと躍起になっているEGF(成長因子)も豊富に含まれています。
こうしたことから、プラセンタは古くから“薬”として活用され、その歴史は紀元前に遡ります。
古代中国の始皇帝や古代エジプトの女王・クレオパトラ、フランスの王妃マリー・アントワネットも、若返りや美容、若さを保つためにプラセンタを活用していたと言われています。
現代においても、マリリン・モンローやオードリー・ヘップバーンも若さを保つため、美容の必需品として愛用されていたと言われています。
プラセンタには、どのような「美肌効果」があるのか!?
ここまでお伝えしてきたように、プラセンタには豊富な栄養成分が含まれています。
しかもこれらの栄養成分は、化学的に合成されたものではなく、生物から自然に生成されているのが「特別なモノ」と言えるでしょう。
栄養豊富なプラセンタは
健康面では、肝臓機能の強化や疲労回復、自律神経を整えるなどの効果を期待することができます。
他にも、私の知っているクリニックさんで、患者さんから、肩こりや寝つきが良くなった、二日酔いしなくなった、生理痛が軽くなった、健康診断で血液データが改善された、などの声も多数寄せられています。
そして、ここで皆さんが一番気になる「美肌づくり」
この美肌づくりに繋がる様々な効果も期待できます。
<主な美肌効果>
・肌の再生力を高める
プラセンタに含まれる成長因子が細胞を活性化させ、細胞の修復・再生をサポートします。
また、エラスチンやコラーゲンの量が増え、肌にハリをもたらします。
・肌の保湿力を高める
プラセンタに含まれるアミノ酸や、成長因子の働きにより、肌の角質の水分を保持します。
また、乾燥肌の改善や、肌の乾燥によるシワの改善が期待できます。
・美白効果
プラセンタは、メラニン色素をつくる「チロシナーゼ」という酵素の活性を阻害する働きがあり、シミの予防に効果が期待できます。
また、肌のターンオーバーを促進することで、できてしまったメラニンの排出もスムーズになり、今あるシミにも効果が期待できます。
・抗炎症作用
プラセンタには炎症を抑え、細胞を修復する働きがあり、ニキビ肌の改善にも期待ができます。
また、皮膚の炎症によるかゆみを抑える働きもあり、アトピー性皮膚炎にも有効です。
・抗酸化作用
プラセンタには過剰な活性酸素の発生を抑制する強力な抗酸化作用があリマス。
また、細胞の若返りをサポートし、肌のくすみの改善などが期待できます。
プラセンタの取り入れ方や種類
近年、美容やアンチエイジングの領域で大注目されているプラセンタ!
近代医学におけるプラセンタ療法は、1930年代に旧ソ連のオデッサ医科大学教授のフィラトフ博士という方が
「プラセンタの埋没療法(組織療法)」
を行ったことから始まり、この埋没療法を実践した多くの研究報告や論文が発表されました。
日本でも、多くの医師がこの影響を受けて、1950年代頃からプラセンタ埋没療法を始めるようになります。
そして、日本の医療現場では、1950年代から更年期障害や肝機能障害を治療する医薬品として厚生労働省より認可され、現在まで使用されてきた長い歴史があります。
私たちの美容や健康に、様々な良い効果をもたらしてくれるプラセンタですが、次の3つの方法が代表的な取り入れ方になります。
① 医薬品
肝機能障害や更年期障害の治療薬として保険適用されています。
実際に医療現場では、ヒトの胎盤から抽出したプラセンタ製剤を皮下注射または筋肉注射によって投与できます。
また、滋養強壮や肉体疲労などの効果がある市販の内服薬もあります。
② 美容ドリンクやサプリメント
動物の胎盤から抽出した「プラセンタエキス」を配合した美容ドリンク、サプリメントも様々登場しています。
③ 化粧品
注射や内服によって内側から取り入れるだけでなく、外側から肌に塗ることで、その効果を得ることも可能です。
プラセンタエキスを配合した美容液などが登場しています。
知っておかないと危険「献血できなくなるリスク」
肝機能障害や更年期障害の治療薬として使われている「ヒト由来のプラセンタ」は、国内で提供された胎盤が使われます。
1つ注意点があり
ヒト由来のプラセンタ製剤を注射した場合、献血はできなくなります。
これは注射によって、変異型クロイツフェルトヤコブ病(感染性ヒトプリオン病:ヒトに感染する狂牛病)に感染するリスクが0%とは言えなくなるためです。
実際には製造過程で感染の安全対策は講じられており、プラセンタ注射によって発症した例は一例もありませんが。。。
なお、献血ができなくなるのは、プラセンタを注射した場合のみで、美容ドリンクやサプリメントでの摂取は、献血に影響しませんのでご安心ください。
「プラセンタ」商品を選ぶ時のポイント
プラセンタを使った美容ドリンクやサプリメント、化粧品は、とても多く販売されています。
プラセンタの効果を得るためには、濃度が高い物を選ぶようにしましょう。
とはいっても、濃度が高いものってどこで判断されば良いのか分からない方も多いと思いますので、選ぶ時の参考として、化粧品の成分表は配合量が多い順に記載されているので、プラセンタが前の方に記載されている製品を選ぶのもポイントの1つです。
また、プラセンタは量だけでなく、品質にもこだわった方が良いです。
特に衛生的な環境で飼育された動物のプラセンタを使用しているかどうかも大事なポイントになります。
最近、楽天市場やAmazonで目にしたのが
「プラセンタ原液100%」
正直、ちょっと怖いなって思いました。
販売価格は700円台(25ml)でした。
楽天市場やAmazonで販売しているということは、販売手数料が数〜数十%、クレジット決済手数料が数%、月額費用が数千〜数万円。
これに容器台など、製品化するのに諸々費用がかかり、それでも会社の利益になっているということは、中身の原価はいくらでしょうか?
〇〇由来のプラセンタ化粧品材料液を加工せずそのまま使用した贅沢な保湿美容液です♪
という説明文も記載されていました。
この化粧品がダメなわけではありません。
ここで私がお伝えしたいのは、何を目的に化粧品を選びますか?
なんとなく、効果は期待しないからプラセンタ化粧品を使いたい!
このような気持ちで使われるのであれば、問題ないと思います。
しかし、本当に美肌を求めているなら、肌を改善したいなら、化粧品選びは重要です。
なので、何度もお伝えしますが、安い化粧品が悪いわけではありませんが、安い化粧品を選ばれる際は、やはり期待すべき効果が得られない可能性が高いことも覚えておいてください。
なぜ、、、美容クリニックが高額にも関わらず、美を求める方が通うのか?
それだけのお金を払わないと求める効果や結果が得られないということを知っているからです。
安かろう、悪かろう、の危険性
ちょっと美肌や化粧品と違うお話ですが、化粧品選びの参考になると思いますので、昔お世話になった社長さんから教わったお話をご紹介します。
「驚くほど安い!」と感じた時
ある一定の世代より下は「嬉しい、すぐ買おう!」と思います。
ある一定の世代より上は「怪しい、気をつけよう!」と思います。
かつて日本人が当たり前のように持っていた「安かろう悪かろう」という生きるための知恵は、いったいどこにいってしまったのか。
どうやら縮んでいく現代社会の中で、完璧に忘れ去られてしまったようです。
近年、立て続けに起きた「格安バスの転落事故」や「廃棄食品の横流し問題」に、日本人が忘れてしまった「安かろう悪かろう」の本質が透けて見え、まさに今の世の中の危うさを露呈した瞬間ではないでしょうか。
・65歳と高齢で、大型バスの運転に不慣れだった非正規雇用の運転手による人為的なミス
この事故は、それだけでは割り切れない「日本という国」の根深い問題を浮き彫りにしています。
貸切バス業界は00年に規制緩和によって参入する業社が増え、その結果、値下げ競争が激化しています。
ツアー会社の宣伝文句は「業界最安値にこだわる」
バス代をギリギリまで切り詰めてのツアー代は、交通費・宿泊費、〇〇代を含めて1泊1万3000円からと破格の「激安ツアー」。
安全運行に支障を及ぼすほどの価格であることに、疑う余地もありません。
また、安易な価格競争は食品業界も歪めています。
「カレーハウスCoCo壱番屋」が異物混入の恐れがあるとして、廃棄処分した冷凍ビーフカツ4万枚が、廃棄処分処理業者によって横流しされ、食品関連会社が転売していたことが発覚しました。
不自然に安い商品が流通することは珍しいことではありません。
食品関係者なら「ワケあり品だな」とすぐに分かりますが、あえて出所は聞かずに買って売る。
冷凍品を加工して売ってしまえば、お客様にバレることはありません。
これらの事件も見つかって「ヘマしたな」という程度の認識で、そこには「バレなきゃいい」という業者側のカネ儲け主義が背景にあります。
ハンバーガーが半額、198円の弁当がある、1杯200円でカレーが食べれる、などのニュースが流れることがありますが、それを喜ぶ人もたたくさんいる中で、私はいつも疑問に感じています。
だいたい198円でまともなお弁当が作れますか!?・・・と。
ちゃんとした商品であれば、それ相応のお金がかかっていて当然なのです。
日本人は昔から安いものには必ず、安いなりの理由があるということを「安かろう悪かろう」という短い言葉で説明してきたのです。
だからあまりにも安いものには、どこか怪しい部分がある、という感覚を持った方がいいような気がします。
安いと思って飛びつけば、結局は粗悪なものを掴まされたりします。
そんな余計にお金がかかるということを昔から「安物買いの銭失い」と上手に表現しています。
商品が過剰供給されることで、低価格が独り歩きを始め、消費者は正しい商品知識を学ぶ機会を失い、品質の良し悪しを見抜けなくなったのです。
何を選んで良いのか分からなくなり、結果として価格だけが判断基準にならざるを得なくなってしまったのです。
だから消費者は「安かろう悪かろう」を捨てたのではなく、持つことが難しくなってしまっただけなのですが。
何よりも
大切な顔に塗る化粧品!
安さのしわ寄せが、皆さんの大切な肌を知らず知らずのうちに蝕んでしまっていることが、とても心配になります。
身体に良いもの、お肌に良いものは、決してそんなに安価では無い!ということを、是非しっかり理解してほしいと、元医師として切に願います。
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【プラセンタで気になる化粧品】
株式会社グランデュール
GRANDEUR(グランデュール)
https://grandeur.co.jp/lineup/plaqueen/?2
商品説明はありますが、価格が記載されていないのと、ネットで手軽に購入が出来ないようですが、全国で「プラセンタ説明会」を開催しているようです。
説明会でも特別講演では、グランデュールのプラセンタを開発した博士による講演とのことです。
もちろん、講演会や説明会の最後に、商品の説明、ご案内もあるので、販促を目的とした説明会ではありますが、開発者からの説明を聞いて安心できるという点においては良いと思います。
【プラセンタでおすすめの化粧品】
株式会社Jayon
D.PL Cell(ディプルセル)
https://www.jayon.info/dplcell-lp-j001
過去の記事でもご紹介した商品です。大切なお肌に使用する化粧品を選ぶ上で、今日本で最もおすすめできる化粧品の1つです。
おすすめの理由は、主成分が鹿のプラセンタと鹿の角エキス。それも国(ニュージーランド)が国立研究所で栄養について研究をし国立公園で飼育し、1頭1頭ナンバリングで管理している、世界一安全性の高い鹿のプラセンタを使用しています。
若返り、美容の女王であるプラセンタの化粧品において、世界選手権などがあれば、間違いなく世界女王というタイトルを受賞できる化粧品です。
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【私の大好きな美の名言】
20歳の顔は自然の贈り物。50歳の顔はあなたの功績。
《ココ・シャネル》
年齢なんか問題じゃないわ。現在どのように写真に写るかが大事なの。
《マリリン・モンロー》