血圧の薬は、寝る前に飲むのがよい

皆さん、こんにちは。ドクターPです。

本日は高血圧の治療薬である、『降圧薬を服用するタイミング』についてです。

2017年の患者調査によると、高血圧の患者数は日本全国で約994万人と報告されていますが、継続的な治療を受けていない人や、自分自身が高血圧であることを知らない人を含めると、約4300万人とも推定されています(2017年)。

国民の約3人に1人が高血圧というのは、びっくりですね。

高血圧は、患者数の最も多い生活習慣病ですが、そのまま放置すると動脈硬化が進行して、脳や心臓、腎臓などの重要な臓器に様々な合併症を引き起こすことが問題となります。

したがって、血圧を下げる薬は、将来起こりうる、こうした合併症を予防することを目的に飲むのです。

では、こうした降圧薬は、いつ飲むとよいのでしょうか?

一般的には、他の薬剤と同様に毎朝、朝食後に飲んでいることが多いと思うのですが、実は、夜寝る前に飲むと、疾患の予防効果がより期待できるかもしれないというのが、今回のお話です。

どうして寝る前に飲むとよいのでしょうか?

そこに科学的な根拠はあるのでしょうか?

それでは解説します。

お役に立てれば幸甚です。ドクターP


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