薬の治療効果~みかけの数字にだまされてない?~ 125 原因不明と戦う総合診療医ドクターP 2020年6月22日 15:41 皆さん、こんにちは。ドクターPです。 早速ですが、今回のテーマはこちらです。 はい、薬の治療効果の指標についてのお話です。 例えば、「ある薬を5年間のんだら、ある病気の発生を、飲まない人と比較して5年後に50%減らせた」とします この50%減とは、もう少し詳しく説明すると、相対危険度減少率が50%ということになるのですが、この数値だけみると、すごい薬が開発された!とすぐ飛びつきそうになってしまいますよね。。。 しかしながら50%減らしたといっても、たとえば、発症率5%を2.5%に減らしたのと、発症率0.005%を0.0025%に減らしたのでは、同じ50%の減少でも意味合いが違ってきます。 わかりますよね? 統計を知らないとこうした数字を駆使した『騙し』に引っかかってしまうかもしれません 情報はその伝え方で印象が大きくかわるのですが、こうした数字のマジックに踊らされずに正確に評価するためにも、しっかりとした知識をもつことが大切です。 治療効果の指標にはどんなものがあり、また、どのような特徴があるのでしょうか?お役に立てれば幸甚です。ドクターP「ドクターPのお悩み相談室」https://www.facebook.com/groups/2915443815339568/?ref=share いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #スキしてみて 566,536件 #スキしてみて #看護師 #統計 #医学生 #医師国家試験 125