泰山鳴動しても鼠一匹(旧統一教会と関係が深い地方議員は)落選しなかった統一地方選挙が終わった後で、以前の記事「地方組織が党本部の指示に従わない自民党・世界中の組織が韓国本部の指示に従う旧統一教会 -『旧統一教会信徒議員の告白!メディアリンチと民主主義の危機』」に後日談として書き添えましたが、例えば、徳島市の地方組織は自民党本部の指示を右から左へ聞き流したようです。
月刊 Hanada 2023年1月号に掲載された記事『旧統一教会信徒議員の告白!メディアリンチと民主主義の危機』の中で、先月、統一地方選挙で再選された美馬秀夫(徳島市)市議会議員は『今回、自民党が「団体と手を切れ」との方針を出しましたが、一体、家庭連合のどこが悪いのでしょうか。』と仰っていますが、今月、韓国で行われた合同結婚式(国際合同祝福結婚式)の参加者も『一体、家庭連合のどこが悪いのか』と首を傾げているようです。
神仏習合に西欧の習慣(クリスマス、キリスト教徒ではないのに教会で結婚式を挙げる、等)も加わった、おそらく(神社や寺院に参詣せず、御神籤をひかず、御守も所持しない)無宗教者は少ないと推測される日本において、昨年来、よい信仰とわるい信仰の違いについて考える機会が増えました。答は容易に見つかりませんが、旧来の宗教が数百年~数千年をかけて得た立ち位置に数年~数十年で達することを目指す新興宗教・新宗教に関わると、身ぐるみ剝がされることは多々あるようです。
日本で発祥した幾つかの新興宗教・新宗教の沿革を眺めていた折に、松下幸之助翁が経営に開眼するきっかけとなった(天理教の本拠地である)天理市(1954年 / 昭和29年 4月1日に周辺町村と合併する以前は丹波市町(たんばいちちょう))への訪問(1932年 / 昭和7年 3月)に関する記述が目に留まりました。
尚、松下幸之助翁は様々な宗教・宗派や思想に関心を寄せ、真理や教化の手法について思考を巡らせたようですが、どの宗教・宗派にも帰依せず、自ら信仰の対象を見いだしたそうです。
尚、仏門に帰依された(昨年逝去された)稲盛和夫氏をはじめ、信仰の篤い経営者は多数いらっしゃるようです。
始まりは1838年(天保9年)に遡る天理教の本拠地である天理市は、松下幸之助翁が訪れた頃(当時は丹波市町)には、既に大きな宗教都市であったようですが、不世出の経営者が現在の清平(チョンピョン、旧統一教会の本拠地)へ出かけて、経営とは何か、悟ることができるかどうかは判りません。
解散命令の請求について文化庁が苦労している間、よい信仰とわるい信仰の違いについて引き続き考えてみたいと思います。
https://viewer-trial.bookwalker.jp/03/15/viewer.html?cid=d87e4050-a9e1-4ed0-a1fa-510009e2b5ff&cty=0&adpcnt=7qM_t
https://doyusha.jp/doyu/tachiyomi/9784807306350/i/?book=9784807306350.epub