1週間ほど前に新聞やテレビで報道された(ローカル)ニュースについて、念のため、書き留めます。
自動車教習所で教わった(教科書に載っていた)蒸発現象(ヘッドライト・グレア現象)についてすっかり忘れている(ペーパー)ドライバーは少なくないようですが、LED化に伴い年々ヘッドライト(前照灯)が眩しくなる(眩しすぎる)中、歩行者にとっても、運転者にとっても、危険度が高まっていると感じる今日この頃です。
(※ 左右ドアミラー・サイドミラー(車外後写鏡)やルームミラー・バックミラー(室内後写鏡)に(1台・2~3台・4~5台後方の)後続車の強烈な前照灯の光が射し込んで、鏡で後方を確認することができないことも多々あります。)
(※ 蒸発現象(ヘッドライト・グレア現象)は海外でも大きな問題になっているようです。)
https://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/headlights-led-driving-safety-night-1.7409099
https://www.rac.co.uk/drive/advice/road-safety/headlight-glare/
年々ライトが眩しくなっているにも関わらず、2017年3月、歩行者を巻き込む事故を防止する意図で国家公安委員会が「交通の方法に関する教則」を改正した際に、夜間のハイビーム(走行用前照灯)使用が明文化されたこともあって
何年か前から、夜でも明るい大都市の中心部を除く日本中で、対向車があろうとなかろうと、赤信号で停車中も含め、常時ハイビームで走行・停車するドライバー(老若男女)が増えています。
自動車運転免許の更新時に警視庁や各都道府県警のハイビームの使用を推奨する講習を聞きかじったドライバーの皆さんには、関係法令に目を通すことをお薦めします。この記事の末尾に該当箇所を引用しましたが、対向車があるときにはロービーム(すれ違い用前照灯)にする必要がある旨、明確に定められています。
メーカーを問わず、現在販売されている自動車の大半にはオートハイビーム機能が装備されており、周囲の照度(対向車のヘッドライトの有無)に応じて、自動でハイビームとロービームが切り替わります。オートハイビームにしておけば、ハイビームで走行し続けることはないはずですが...
また、夜でも明るい大都市の中心部では、赤信号で交差点(横断歩道)の手前で停車するときに前照灯を消す(車幅灯と薄暮灯は点灯)ドライバーが少なくありませんが
メーカーを問わず、現在販売されている自動車には(新型車については平成30年3月8日以降、継続生産車については平成32年10月8日以降、搭載が義務付けられた)すれ違い用前照灯(ロービーム)自動点灯機能が装備されており、停車中に前照灯を消しても、走行を再開すると前照灯が点きます。
繰り返しになりますが、お時間があれば、関係法令に目を通すことをお薦めします。
法:道路交通法 / 政令:道路交通法施行令