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ロシアに誤射?されたアゼルバイジャン航空 8243便(AHY8243 / J28243)

※ 前置きが長くなりました。お急ぎの方は本文へ進んでください。


https://www.azal.az/en/airline/news/details/?id=26122024003#/

the crash of the Embraer 190 aircraft operating the Baku-Grozny flight J2-8243 of Azerbaijan Airlines due to physical and technical external interference

平常時の航跡

https://www.flightradar24.com/data/flights/j28243#385b041d

事故機の航跡

https://www.flightradar24.com/data/flights/j28243#3879c26d


Vladimir Putin apologised for the fact that the incident happened in Russian airspace, once again offered deep and sincere condolences to the victims’ families and wished a speedy recovery to the injured. It was noted during the conversation that the Azerbaijani passenger airliner was flying according to schedule and repeatedly tried to land at Grozny Airport. At that time, Ukrainian unmanned combat aerial vehicles (UCAVs) attacked Grozny, Mozdok and Vladikavkaz, and Russian air defence systems were repelling these attacks.

The leaders exchanged condolences in connection with the December 25 crash of an Azerbaijan Airlines plane near the city of Aktau; the plane was carrying Russian and Kazakh citizens on board, among other passengers.


https://www.washingtonpost.com/opinions/2024/12/27/azerbaijan-flight-crash-russia-ukraine-history/



(ロシア連邦・北カフカース連邦管区)チェチェン共和国
首府:グロズヌイ

Why Chechens fight for Ukraine

Geopolitical Intelligence Services (January 24, 2024)

(イスラームとは無縁な)クリスマスに悲惨な航空機事故が発生しました。

A Strange Banging Sound, Chaos and Prayers Before a Plane Crashes
New York Times (December 27, 2024)

バクー(人口の97%がイスラム教徒であるアゼルバイジャン共和国の首都)からグロズヌイ(人口の97%がチェチェン人(その殆どがイスラム教徒)である(ロシア連邦・北カフカース連邦管区)チェチェン共和国の首府)へ向かっていたアゼルバイジャン航空8243便が(ロシアのディープ・ステイトは否定していますが、対空砲(ドローン撃墜中)で誤射された後、ロシア領内への着陸が許可されず)カスピ海を横断してカザフスタン共和国のアクタウ(マンギスタウ州の州都)にあるアクタウ空港に緊急着陸を試みたものの、空港周辺の砂浜(?)に墜落しました。

(機長と副操縦士をはじめ)命を落とされた乗客・乗員のご冥福ならびに負傷された乗客・乗員のご回復をお祈りいたします。

※ 墜落したエンブラエル ERJ-190AR(4K-AZ65、2013年に製造・就航)は2023年12月25日から2024年10月19日まで(飛行することなく)ヘイダル・アリエフ国際空港(バクー)に駐機されていたようです。

https://www.planespotters.net/airframe/embraer-erj-190-4k-az65-azal-azerbaijan-airlines/38q464

* 今年の5月8日に運行が開始されたアゼルバイジャン航空のバクー・グロズヌイ路線(週2往復、所要時間は片道1時間前後)は、しばらく休止された後、12月15日に運行が再開されたばかりでした。

ロシアが強烈な電波でGNSS(GPS等の衛星測位システム)を攪乱していたため、フライトの途中からカザフスタンに近づくまでADS-Bの位置データは誤っていたり欠落しているそうです。ADS-Bを受信することができなかった時間帯もあるようです。

四半世紀に及ぶプーチン大統領の独裁体制が招いた悲劇ですが、機長と副操縦士は、日本航空123便のクルーと同様、壊れた機体を無事に着陸させようと力を尽くされたに違いありません。ロシア政府は全てを闇に葬るつもりでしょうが、事故機のフライトレコーダーや各地の管制官との通信記録の解析が待たれます。




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