ビッグモーターに最も感謝しているのは旧統一教会?(4年前に下院議員夫妻(二組)の来日費用を天宙平和連合(UPF)が全額負担)
今日は暦の上では立秋でしたが、振り返れば、昨年の夏も、立秋を過ぎても酷暑が続く中、旧統一教会が右からは遠慮がちに、左からは容赦なく袋叩きにされていました。また、国葬儀に対する賛否が日本中を分断しつつありました。
今年の夏は、先月下旬から兼重親子(ビッグモーター)がマスメディアを席巻した結果、放送時間や誌面・画面の制約もあって、数多くの重要な事案に対する国民の関心が薄れつつあります。ウクライナの戦禍に関する報道は続いていますが、例えば、旧統一教会に関する話題が取り上げられる機会は激減しました。
日本中に衝撃を与えた銃撃事件を忘れないための努力の一環として、旧統一教会およびその関連企業や友好団体が国内外で開催したイベントに(決して少なくない)国会議員や地方議員が出席した際に誰が費用を負担したか、週末に時間を割いて調べてみました。勿論、公費流用は論外ですが、日本の開示制度はやや粗雑にできているためか、費用を負担した団体名や個人名が掲載された資料は残念ながら見当たりませんでした。
海外に目を転じると、例えば、大統領も容易に訴追されるアメリカでは連邦議会議員へのロビー活動に対する監視も進んでおり、様々な情報が開示されています。
韓鶴子総裁が山際大志郎衆議院議員、他、大勢の国会議員と並んでいる集合写真を覚えていらっしゃる方は多いと思いますが、あの写真は2019年10月に名古屋で JSLC 2019 − ジャパンサミット&リーダーシップカンファレンス(国際指導者会議、Japan Summit and Leadership Conference 2019 in Nagoya)等のイベントが開催された折に、会場でもあったホテルナゴヤキャッスル(現在建て替え中)のル・パレ(宴会場・会議室、面積 102㎡)で2019年10月5日に撮影されたものです。
海外からも大勢が参加していましたが、アメリカからは、天宙平和連合(UPF)他が開催するイベントの常連であるニュート・ギングリッチ元下院議長に加えて、二人の下院議員(その後、一人は勇退)も参加していました。
ざっと調べてみたところ、この記事の末尾に添付した開示資料にも記載されている通り、同行した(二人の下院議員の)夫人の分も含めて、エコノミークラスではない旅費も、木賃宿ではない宿泊費も、滞在中の食費も、空港-ホテル間の交通費も、天宙平和連合(UPF)が負担していました。
トランプ元大統領やペンス元副大統領の待遇とは比べ物になりませんが、この事例から類推すると、山際大志郎衆議院議員の外遊(ネパール)
や、佐喜真淳前宜野湾市長の外遊(台湾)
も、手弁当ではなかったかもしれません。
極めて難しいとは思いますが、旧統一教会およびその関連企業や友好団体が開催したイベントに参加した際の費用負担について、自民党、他は再調査する必要がありそうです。
アリゾナ州選出の Andrew Steven Biggs 下院議員(モルモン教徒)は、先頃、下院議長選挙に立候補し、ケビン・マッカーシー下院議長の選出に土壇場まで抵抗しました。
https://disclosures-clerk.house.gov/gtimages/MT/2019/500022309.pdf
フロリダ州選出の Ted Yoho(元)下院議員(カトリック教徒)は、下院外交委員会でアジア太平洋小委員長を務めるなど、日米関係の発展・強化に貢献した結果、旭日中綬章を受賞しました。
https://disclosures-clerk.house.gov/gtimages/MT/2019/500022368.pdf
https://disclosures-clerk.house.gov/gtimages/MT/2019/500022458.pdf
※ 下記の下院議員も名古屋のイベントへ招待されましたが、参加しなかったようです。
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