【文系大学生の蒐集する郷土玩具②】見たことあるかも、鹿児島の鯛車の話。

どうも生ハムレモンです。僕、実は鹿児島出身でして、今日はそんな地元の郷土玩具を紹介します。表題ににもあるように、今日紹介するのは鯛車です。もしかすると見たことがある方は意外と多いかも。

でーん。

たいぐるま1

むっちゃかわいいというか、デザイン的にいい!!!クリっとした目に赤・黄・黒の彩色がなされています。そしてその名の通り車輪が付いてます!また、胴体には「正八幡」「鹿児島神宮」の社名が捺印されています。これは御祓いを行ったという証明らしいです。地元の友達に聞いたら知っていましたので、多分鹿児島の人は知っています(僕は知らなかったので地元愛が弱かったのかもしれません...。ちなみに調査対象者は1人笑)。車輪をころころ動かして遊ぶそうです。「郷土玩具」の玩具の機能をしっかりと果たしています。子供の頃から親しんでいたら元気な子になりそうなそんな気がします。

鯛車は御祭神彦穂穂出見尊(ひこほほでみのみこと、山幸彦)の神話『海幸山幸』に因んで作られました。神話中では山幸彦と海幸彦はお互いの猟具を交換しますが、山幸彦は交換した釣り針を失くしてしまい、海幸彦に責められます。後になって分かることですが、この釣り針を飲み込んでしまっていたのが鯛車のモチーフとなった赤鯛でした。

ここで気になる入手場所ですが、鹿児島は鹿児島神宮です。空港からも割と近いので旅行者にもおすすめかも。鹿児島神宮では鯛車と並んで香箱や初鼓、土鈴、鳩笛といった信仰玩具も授与しており、「おもちゃ神社」と呼ばれることもあるそうです。

因みに些細なことなのですが袋のデザインも結構いいです。僕は映えらーじゃないけど、そんな素人目から見ても映えます。

たいぐるま2

そんなこんなで鯛車の話でした。それにしてもこの文章書いててなんで郷土玩具に魅かれるのか改めて疑問に思いました。この疑問を突き詰めることは自分を知るうえで鍵になるかも。ということでこれからも郷土玩具蒐集は続きそうです。そいじゃ、今日はこの辺で。

ではでは。

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