映画「コットンテール」を観たんです
映画「コットンテール」
を観てまいりました。
ネタバレ入ります。
観ている最中感じたのは、主人公・兼三郎の妻・明子に対する愛情が大きすぎるほど大きいってコト。
初めて出会ったデートの様子、結婚を決めた時、彼女の病気がわかった時、病気が進行して介護している様子が描かれて、介護中に息子も見舞いに来たりして、親子関係が断絶しているわけでもなく、どこか自分だけでしようとしているのが見て取れる。
明子はアルツハイマーにかかったわけだけれど、ワタクシはこの病気の最後を理解しておらず、鎮痛剤を投与しても痛みを覚えるとかの症状をよくわかっていなかった。
なので調べた。↓
そうか、それでか。
明子の病気発覚以降、特に死後、息子や世間に対する主人公の態度が以前にも増して違和感があると感じた。
明子を愛するあまりの哀しさ故か?と思ったのだが、まあそれもあるだろうが、
その理由がわかった時、明子だけでなく、父親と息子も解放される事になる。
この映画を観て尚更思った。
日本でも安楽死を認めるべき
ではないだろうか?
賢く準備を怠らない明子の事だ。認められていたら、きっと医師に同意書を事前に提出していたに違いない。
ワタクシも同意書を提出するだろう。自己確認ができなくなった時にお願いしますと。
リリー・フランキーさんもどこかで自分を独居老人ですと言っていたが、
独居老人は今後増えるばかりだろう。
安楽死の事前同意は他者の決定ではない自己の決定だ。
まあ、執行される時には自分ではわからないのだけれど、殺人や事故死とは違う。また、自殺でもない。自殺になるのか?なんか違う気もするのだが…。医師への負担が増えると言う事はあるかもしれない。しかし、ワタクシは今後必要だと思う。
それにしても木村多江さんの演技は真に迫っていた。
その辺りの事を語ったインタビューを探したけれど、ないのかな?ほとんど同じ内容で、多分、このオフィシャルインタビューからかなと思ったので、それを貼っておきます。↓
ネタバレを含んじゃうから、もっと後になったら他のインタビュー記事も出てくるのかな?
かなり真に迫ってたから、その演技の準備とかを語るインタビューがあったら読んでみたかったかも。