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「ジョンソン&ジャクソン」4年ぶりの公演『どうやらビターソウル』を観てきたんだな
何年ぶり?
若者の街、下北沢です。
ワタクシもね、大学生の頃から20代と友人が周辺に住んでたりとかしたのもあって、しょっちゅう来ておりました。
その後数十年って勢いで時間は過ぎ(10年じゃないですよ、10数年でもない、数十年です)、若者でもなくなったので、全く来なくなりました。その間に、数回は本多劇場目当てで来たかなあ〜程度です。
そして、いつぶりかも忘れてしまったぶりに降り立った下北沢。
正直、完全にワタクシの知らない駅前です。
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時間があったのでおしゃれカフェで夕ごはん的にパンプキンケーキとアイスラテ。いやあ、満腹になりたくなかったんですよ。これで1000円超え。たっか!
そして目指すはザ・スズナリ。
ココは昔変わらずでしょう。よく知らんけれど…。外も中も、懐かしさ溢れる感じです。観劇当日は、当日券補助席入れてのびっちびちの満席でした。
ザ・スズナリ、ザ・小劇場
並べて言いたくなる感じです。
今回見たのは
ジョンソン&ジャクソン『どうやらビターソウル』
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先ずね、
ジョンソン&ジャクソンって何?
ですよ。
俳優の大倉孝二と、劇作家・演出家のブルー&スカイの演劇コンビネーション
俳優の大倉孝二、脚本家・演出家ブルー&スカイが共同主宰し2014年旗揚げしたユニット「ジョンソン&ジャクソン」は、「くだらない、何の役にもたたない芝居作りを澄み切った思いで目指す」と標榜し、2014年『窓に映るエレジー』を皮切りに、2016年『夜にて』、2018年『ニューレッスン』と、大倉とブルー&スカイの脚本・演出・出演の共同作業でコンスタントに上演。
そうなんでね。もう既に何本か舞台を発表してて、これが4年ぶりとか…。知らなかったなあ〜。
それなのに、何故にチケットを買っているのか…ワタクシは事前情報なしに舞台や映画を観ること多数なので…勘です。
さて、ワタクシは観劇後に発見しましたが、おふたりが今回の演目にかける思いを語っておられます。
まとめてみました。今回目指した演目は
いつものようにくだらない、何の役にもたたない上に、そこはかとなくビターな芝居
です。なんだか身も蓋のないような…。
ストーリーは…ってオフィシャルサイト見ても出てないし…。演劇キックってサイトでこれだけ書いてありました。
渡辺真起子扮する一流スターの“ユキコ”が、ある出来事をきっかけに、25年前同じ夢を抱いていたかつての仲間たちに会いにゆくことになるのだが…。
さて、今回の出演者はこんな感じ。
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ノゾエ征爾 佐藤真弓 渡辺真起子
今回の上演では、主宰の2名の他、『夜にて』に続き2度目のジョンソン&ジャクソン参加となる佐藤真弓に加え、「劇団はえぎわ」の主宰であり脚本家・演出家・俳優のノゾエ征爾、映像での活躍はもとより錚々たる演出家の舞台作品に多数出演し注目を集める渡辺真起子の参加が決定した。
ストーリーにあった「かつての仲間」ってのが、大倉孝二さん、ノゾエ征爾さん、佐藤真弓さんの3人のなのだけれど、渡辺真起子さん以外はそれ以外の役も幾つか演じています。
しっかし…笑った。ツボりました。
くだらない言い回し、ギャグ?の応酬?
特に「ユキコ」の所属事務所社長で、元仲間のひとりで、小学校の先生で、海女さんは元仲間の今の姿か…って、とにかく何役もこなす佐藤真弓さんを絡めたやり取りが…もう笑った笑った。
腹イテ〜!
何が?って、くだらない、何の役にもたたないやり取りよ〜。
何、25年前の郵政民営化って…ワタクシは知ってますよ、勿論。今の大学生からしたら何ですかソレ?ですよ。それをネタにする辺りがね、言いたい事あるけど今更ね、じゃないですか。そんな事ばっかりの社会なんですよ。現実はね。
ビターソウル
じゃないですか…。
その上、ある出来事ってのとかつてってトコロもね、ビターさを含んでいるわけですな…。
なんだかビターさばかりに目を向けちゃいましたが、観終わった後は
ただただ笑った
って感じでしたけどね。
『どうやらビターソウル』
11月9日(水)〜11月20日(日)
下北沢ザ・スズナリ
11月25日(金)〜11月27日(日)
大阪 ABCホール