越境森林への道のり【くじらのたましいをころがしてみっつかぞえる】
富士山麓の森に暮らし、シンガーソングライターとしても活動している土橋悠宇です。
現在は目下、「越境森林」という2Days公演に向けて帆を進めていて、そこへ至る道のりを日々綴っています。
今日は大切な過去を振り返ります。
トップの画像素敵ですよね。
同じ森に住む近所の友達(といっても小学生)の絵です。
もう遥か昔のことに感じていますが、実はこれは去年1stフルアルバム「Sain'o O」をリリースした際に開催しようとしたリリース記念イベント3Daysのチラシ用画像なんです。
このタイトル「くじらのたましいをころがしてみっつかぞえる」には理屈も何もありません。
お世話になっている静岡県御殿場市と富士宮市のライブハウスと、そのときご縁をいただいた長野県松本市にある会場での3Daysを予定していました。
アルバムを作ったメンバーで生演奏を披露する予定だったこの公演は、コロナ情勢を鑑みて無期限延期の判断をしました。
長野遠征においては一旦中止。
結局アルバムのリリースも延期。これは満足いくまでやりたかったためです。
その後6/12にアルバムリリースは無事できたものの、本タイトルの公演は見送ったままでいました。
そしてそれから一年が経ち、今目下「越境森林」というイベントを仕掛けています。
「くじらのたましいをころがしてみっつかぞえる」の開催が有耶無耶になったまま新イベントを立ち上げてしまって、戸惑った方もいるかもしれません。ろくに説明もしないまま突っ走ってしまってちょっと反省。
「くじらを〜」の前売りを買ってくださった方には一度返金対応をしました。(漏れている方、いないと思いますが大丈夫でしょうか)
この時点で、心を新たに、と勝手ながら僕は別の方向を向き始めていたのでしょう。
いつも黙ってついてきてくれる方々のおかげで僕はワガママに突き進むことができているのですが、その反面、どこかで誰かを、何かを置き去りにしてきてしまっていることもあるかもしれません。
絵を提供してくれた僕の友人は、このイベントの開催を楽しみにしてくれていたでしょう。
だから今、改めて振り返り、自分の中での整理も含めてここに認めて(したためて)いる次第です。
「越境森林」はコンセプトも独立していて、これまでの流れをあまり汲んでいないようにも思えます。
しかし、これは僕の音楽体験の集大成でもあり、アルバム収録曲はほとんどすべて含まれるセットリストを組んでいます。
ずっと応援してくださっている方々の想いと無縁ではない。
アルバムリリースは6月だったので1周年とも違いますが、当初アルバムリリースを予定していた4/17は僕の誕生日でもあります。
そしてリリース記念イベントもそこで行う予定でした。「越境森林」はその意味、生誕記念ライブでもあり、「くじらのたましいをころがしてみっつかぞえる」の代案でもあります。
でも、なんか違う。これはまったく別なんです。
「くじらの〜」の振替はやるなら別の企画としてやらないと違うんですね。
だからこそ、一切触れてこなかったのかもしれません。
僕の中で全く別物だったから。
今回はこれやりたいから、生誕記念の意も含めて、「越境森林」やらせてね。という気持ちでした。
アルバムを発表したときに、一年後の6/12は参加者全員を招待してパーティーでも開きたい。とラジオなどでも話していたのですが、思っていたほどのことができるような成果も出ていないのが正直なところです。
コロナのせいとかではなく、僕の人気不足の問題ですかね。
アルバムの力不足なんかではありませんよ。
参加してくれた方々の想いも、技術的なものも、すごいですから。
時間は容赦なく流れ、"ニューアルバム"の冠はすでに外れています。
でもまだこのアルバムには希望があると思っています。
僕が諦めちゃダメです。
今だって聴いてくれている方には褪せない作品。これから新しく手に取ってくれる方にとっては、いつまでも新作です。
後世に残るかどうか、とかではなく、出会うべきときに出会うべき人が出会い続けて、いつかそれがその人の大きな財産になれば幸いだし、それは僕にとっても何にも代え難い財産でしょう。
この先どうなろうと、このアルバムができたのはあの時このアルバム作りの過程で大きく応援してくれた方々のおかげです。
袖が触れるくらいのご縁であった方々など、色々ありましたが、全て一期一会だし、そこからどんな関係になろうとも、今が何よりも大事。
つまり、過去に出会った人も尊いけど、今目の前にいる人たちが何よりも大事。
人は色んな理由で巡り会ったり離れて行ったりするものです。
それを運命と呼んだりするのですか?(急に投げかける)
整理すると、
「くじらのたましいをころがしてみっつかぞえる」はいつかやりたいな。
今回の「越境森林」を別名生誕記念ライブと呼ぶなら、僕からみんなへ贈る日にしたいな。(僕は物理的なプレゼントを受け取ることはそんなに求めていなくて、もしあるならギターの弦で大満足です。あ、欲しいものはありますよもちろん。(結局あるやつ))
リリース1周年記念パーティーはお恥ずかしながら思い描いたようにはできない気がしてますよ。
全然連絡を取らなくなった方々など、気にかけていないようでいつも気にしていますよ。あ、それはお互いにそうなのかもな。
「くじらのたましいをころがしてみっつかぞえる」は、コンセプトも違うかもしれないけど、確実に今ここにある「越境森林」へと続いています。
と言ったところであります。
わからなくなってきたのでこの辺で公開にします。
過去の文脈も大事にしつつ、今取り組んでいることに心血を注ぐ。
全然至らないことばかりですが、引き続きお付き合いよろしくお願いします。
長〜い極私的お手紙のようになってしまいました。
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