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【要約・感想】世界で一番やさしい考え方の教科書
こんにちは、momoです🍑
今回は『世界で一番やさしい 考え方の教科書』を読んだので、その感想と要約をまとめていきます🗒️
最近、自分の考えが浅いと感じることが増えていて、もっと深く考えられるようになりたいと思っていたところで出会った一冊。
kindleのレビューが良くて、軽い気持ちでポチったのですが、考え方を学べてなかったということに、よくよく気付かさました!
この本では「考える」という行為を、①認知 → ②思考 → ③行動 の3つのステップに分けて解説してくれていて、とても分かりやすかったです。
自分の考えに自信が持てない人、もっと論理的に考えたい人、仕事や日常で考えを整理するのが苦手な人におすすめしたい本です!
要約:考え方の基本は3ステップ
💡この本では「考え方」を単に知識として学ぶのではなく、実践的に身につけるためのプロセスを教えてくれます。
① 認知:物事を正しく捉える
人は、自分の見たいものしか見ていないと言われています。だからこそ、固定観念を外し、客観的に物事を捉える視点が必要。
→ 具体的な方法:
まずは「事実」と「解釈」を分けること。
何かを判断するとき、自分のバイアスがかかっていないか疑う。
② 思考:整理し、深める
情報をただ受け取るだけではなく、「なぜ?」「本当に?」と問いかけながら、論理的に整理する。
→ 具体的な方法:
考えていることに抜け漏れがないか確認するためにフレームワークは使用する(3C・マーケティングの4P・AIDMAなど)
⚠️最初からフレームワークに沿って穴埋めしながら考えるのはNG
一つの物事を多角的に見るために、別の視点から考えてみる。
③ 行動:考えたことを活かす
考えたことを行動に移さなければ、ただの机上の空論。思考を実践につなげる習慣を持つことが大事。
考えたことを言葉にして伝える。
小さな行動を積み重ねる。
洞察に関して
考え方のサイクルの中で、人によってばらつきが出る。
その答えの差が生まれている要因はその人の知識、経験、勘。
そしてそれを成長させることが『洞察する』こと。
思考と洞察の違い
思考:「縦の考え」で、問いに対して直接的な答えを出す。
洞察:「横の考え」で、答えから外れた広い視点を持つ。
洞察の例
例えば、業務に対して次のような問いを考えることが洞察の一例。なぜこの業務にやる気が起きないのか?
やる気が起きるときと起きないときの違いは何か?
この業務で自分が得られることは何か?
思考がつまずいたときの改善方法
問いを少し横にずらすことで、答えの質や問いそのものの質が向上する。
感想
考えるために必要なこと
思うことや感じることと「考えること」の違いは、“問いかける” ことなのかなと。
ただ「わからないから調べる」だけでは、考えたことにはなりません。
考えるとは、答えを導き出すために、最も適した問いを何度も繰り返すことなのかもしれません。
メモって大事、文字こそ思考
書かないで思考しているときは脳みそが停止していて、単に悩んでいるだけだと考えてもらいたい。文字こそ思考。形になったものこそ思考だ。
頭の中で考えているだけでは思考が形にならず、時間が経つと忘れてしまうことが多かったです。メモを取らずに考えているだけで、考えた気になってしまうこともありました。
この本を読んでから書き出す習慣をつけたら、驚くほど作業が進むようになったし、考えること自体が楽しくなりました!
仕事も前よりスムーズになって、頭の中がスッキリ整理される感覚があります。
採点方式で考えない、相談は早めに
正解がないビジネスの世界では、採点方式だけでは成り立たない。だからこそ、チームで考えて、チームで速く、より良い思考をつくり出すべきなのだろう。
タスクを任された際に、一発で完璧なものを提出しようと考える人は多いですが、チームで動いているのに一人で悩む必要はありません。
行き詰まったら自分だけで抱え込むより、早めに意見を求めたほうが、ずっとスムーズに進みます。
これは仕事に限らず、デザインだったり、他の業務でも同様です。
ただし、何も考えずに相談するのは避けるべきです。
まずは自分で調べてみて、それでも解決できなかった場合に、自分なりの考えを持ってから相談するよう心がけています。
私自身も、以前は完璧を求めすぎてしまうことがありましたが、今ではそのアプローチを見直し、周りの人との協力を大切にするようになりました。
完璧を目指すあまり、自分一人で悩んでしまうこともありましたが、早めに相談し、意見をもらうことでより良い結果を生むことができると思います。
最後に
この本を読んで、「考える」という行為をただの漠然としたものではなく、ちゃんと分解して理解することができました。
特に「認知→思考→行動」の流れを意識するだけで、自分の考えが整理されて、物事を判断するスピードも上がった気がします。
さらに、この本では「洞察」についても触れられていて、ただ情報を集めたり分析するだけではなく、「そこから何を見出すのか?」が大事だと気付きました。
事実を並べるだけでは思考が浅くなりがちだけど、そこから本質的な意味を見出し、自分なりの解釈を加えることで、より深い思考につながります。
日々の仕事や会話の中でも、もっと意識して活用していきたいし、実際にnoteの構成を考えるときにも、この思考プロセスがとても役立っています。
思考力を高めたい人には、ぜひ読んでみてほしい一冊です✨
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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