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子どもにとって親は環境そのもの①

この子のために私にできることってなんだろう?
と、考えたことありますか?

私は、我が子たちの発達凸凹や不登校に悩んでいたとき、公的なサポートを受けることができなかったため、医療機関につながりつつ、自分でできることを模索してきました。

このときに、勤めていたNPOで教えてもらった「ICFモデル(国際生活機能分類)」という考え方がとても役に立ちました。

障害は理解と支援で個性になる」がこの団体の理念ですが、これはICFモデルに基づいています。

アメリカのビーダーマン博士の研究によると、ADHDと診断されても良好な状態を保つケースには、
①他の精神障害との合併なし
②良好な知的能力
③学習障害なし/軽度
④成功体験
⑤周囲からのサポートといった要素が存在したそうです。
特に④成功体験と⑤周囲からのサポートは、「周囲の環境」に大きく影響されます。

ICFモデルはこうした環境に注目するモデルです

環境を整えることで、子どもの状態だけでなく、保護者の状態や、親子関係、家族関係が改善していくケースをこれまでに多数見てきました。

発達に課題があることで生じる問題や、不登校といった問題が起こると、大人は「この子をどうやって導こうか…」という視点で子どもに何かをしてあげる、とか、子どもの言動を矯正するようにはたらきかけることが多いようにみえます。

しかし、子どもの問題に見えてる言動は、環境を整えることで改善されることが大きいのです。
周囲の理解があって、自分が安心して活動できる場があることで、子どもも保護者も適切な言動をできるようになっていきます。

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これから毎日投稿をしていくので、明日はICFモデルについての説明をします。

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