映画 ラストマイル 観てきちゃったよ！日曜劇場もやるってよ！

※ネタバレを含みます。

アンナチュラルもMIU404もしっかり見てた私。しかしチケットの値上げで映画館からは足が遠のいていましたからしばらく迷っていました。
で、結局観に行ってしまいました。

第一に思ったのは『あ〜、前作の2つもこんな雰囲気だったよね〜』です。
なんとかしようと血の通った人間が頑張っているんだけど、これでは駄目だと分かってはいるんだけど、色んなしがらみの中で生きているとどうにもならないことってある。
救いがないわけではないけど、ただのハッピーエンドでは終わらない。だって現実ってそんな都合良くいかないじゃない？
そんなことを投げかけられている気がしました。

主となるストーリーはまぁ明るくはないのですがそこにアンナチュラル班とMIU404班が入ってくるので重たくなりすぎずに観れました。きゅるんとするところも良かったし、六郎はなんとなく出ないだろうと思ってたんですけど結構出てましたね！
メロンパン号とか小ネタが随所に散りばめてあって、あんまりストーリーとは関係なかったりもしたけど楽しく観れました。

過重労働がひとつのテーマとしてあるわけですが、結構誰にとっても身近なテーマなのかなと思います。便利な生活になった反面サービスを提供する側には皺寄せがくるわけで、その皺寄せ部分にも必ず人間が関わっているんですよね。
以前はあまりいなかったように思いますが、ここ数年自身の周りでも休職する人がちらほらいらっしゃいます。心療内科、メンタルクリニックの看板もよく見かけるようになりました。原因は仕事に限らずですけど真面目に頑張ってきた人ほどキャパを超えてバーーーンと爆発しちゃうわけですよね。

主人公の場合、この職場をあっさり去る決断をするわけですけども私も同感です。

そんな職場なら辞めちゃえ〜！

改善するべく奮闘するのもいいけど会社の仕組みや慣習は一人の人間ではなかなか変えられないですもん。奮闘している間にも歳をとってしまうわけだし、先輩たちはこれでやってきたのにとか考える必要なし！

自分の命、大切にできなくなるくらいなら辞めちゃえ！

失業手当とかあるしね。
それくらいの気楽さで働いていきたいなと思ったのが感想です。いろんな方から怒られそうですけどサラリーマンである以上辞める権利もあると思うのです。家族とか責任とかいろいろ考えすぎると逃げるタイミングを失います。逃げ遅れたら逃げ出す元気も残っていません。だから手遅れになる前にね、と常々思うのです。テキトーでも大丈夫だよ。仕事場では責任感のあるフリくらいで充分。
そして、稼いだお金で好きなものをポチッと買いましょう。それが開けたらバーーーンと爆発したりしてね。

映画『ラストマイル』公式サイト