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ナガコガネグモArgiope bruennichi拡大範囲の端にいる造網性クモ群集の個体数変化(Wawer & Wytwer, 30 Dec 2020)

抄録:生息域の拡大はどの種にも固有の現象であり,気候変動,生息地の破壊やその他の変化,あるいは天敵の不足によって引き起こされる可能性がある.新しい生息地では,その種は中立であるかもしれないし,捕食者としては,競争によって近縁種を駆逐することもある.好熱性クモの一種であるナガコガネグモ(Argiope bruennichi)では,北ヨーロッパへの強力な拡大が観察された.この種は1990年代にポーランドで生息域を倍増させたが,在来種への影響についてはこれまで調査されていない.本稿では,ナガコガネグモの個体数(密度)に関する研究結果と,造網性クモの群集におけるその貢献度を分析する.また,新たに生起した種が現地のクモ相に与える影響も明らかにしようと考えている.

https://doi.org/10.11646/zootaxa.4899.1.18


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野口 大介(のぐち だいすけ)
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