編集者に「本を書いてください!」と言わせる著者の特徴
狩が大好きジビエが大好き、
編集企画室の岡崎です。
編集者の大好物
ホリエモンの『多動力』を始め、
数々のベストセラーをこの世に生み出した、
幻冬社の名編集者、箕輪さん。
彼がある対談で、
「与沢翼を見たとき、
あ、こいつ俺の大好物だって思って、すぐ会いに行った」
とおっしゃっていました。
(その言葉を引き出したのは、
我らが編集長末吉さん。なぜか私がエッヘン!)
編集者が「この人の本を作りたい」と思う時、
それぞれの思いの違いはあっても、
この「大好物」という感覚は共通しているのではないかと思います。
(ちなみに、箕輪さんの与沢さんへのコメントの前には
「こいつ完全に狂ってる」がついていました。
箕輪さんは格闘技系の方だから
こういう表現になるのだなと思いました。
私なら、「お、インテリジェンス」ですね。)
著者の放つ圧倒的な熱量の力
編集者を夢中にさせる著者とは、
このように圧倒的な熱量を放っています。
それは時に動の形をとり、時に静の形をとり、
世界のどこにいても、編集者をして
「見つけてやる!」と思わせる魅力を持っています。
そして、そのような人と本を作る時間は
編集者にとって至福です。
お祭りのようであり、旅のようであるような、
かけがえのない時間。
校了する時は、
子供が巣立つかのような寂しさを覚えます。
でも、登山者はまた次の山を登るのです。
そこに山があるから。
そこに人がいるから。
まだ見ぬ著者たちよ、。
編集とは、総合格闘技、
または総合芸術だとも言えると思っています。
編集者は全方向に目を配り、心を配ってなんぼの世界。
特に電子書籍はネットの中にあってリアルの場がない分、
より人の手をしっかりかけて
人と人(物)とをつないでいくことが重要だと思っています。
DNAパブリッシング
編集 岡崎 美葉
(ちなみに「美」という字は、生贄の羊に刃物を入れるという意味だとか。
それがなぜ美しいという意味になったのかが謎です)
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