自分の性格は変えられる
20代後半、社会人数年を経て、ビジネス書やら自己啓発書やら歴史小説やら哲学系の本やらいろいろ読み漁りました。
▼ 読書にて知る
読書はかなり大きいです。読書感想文嫌いで国語や本が嫌いだった自分には考えられないですが、知らなかったことを知れることは純粋に楽しかったです。
その中で、僕が知ったことの中で大きなことは「性格や自分の考えは変えられる」ということです。遺伝 × 環境 で決まるという話もありますし、『嫌われる勇気』で有名なアドラーでは本人の自由意志=目的・選択で決まるという話もあります。
どちらにせよ、遺伝以外の「環境」やら「自分がどうなりたいか」という部分は、自分で選べます。
・私は元々、頑固な性格だから
この手の言い訳がすっごく嫌いでした!
「元々、◯◯なんだよね」って言って、変える気無いだけじゃーん!!!思い込んでるか、その方が楽なだけじゃーん!!!
※ 「不得意」、「苦手」、「疲れちゃう」って言い方ならわかるんですけどね...。僕も英語は、直近で必要性を感じないので苦手なままですし。
▼ 好きになる過程を体験する
・頑張るのとか好きじゃないんだよね
もうひとつの言い訳、「◯◯って好きじゃない」ってのも、だいたいは食わず嫌い、知らないだけってのが大半です。育児書系の本を読んで知ったことですが、物事を好きになるか嫌いになるかというのは下記の流れです。
1. 初めてのこと。知らない、わからないこと
→ i) 未知への恐怖:好きにはなりにくい
ii) 好奇心、興味あり:はじめから好印象であれば好きになりやすい
i) の例:取り組む姿勢がハナから良くないため好きにならない
・特に興味も無い、やったことのない仕事
ii) の例:取り組む姿勢が良いと、好きになりやすい
・やってみたくてやる趣味、部活
・人から勧められて、食べてみる食べ物、読んでみる本や映画
2. 最初〜初期に経験したときの感情
→ i) よくわからない、イヤな感情、思い出と結びついている:嫌いになりがち
ii) なんかよくわからないだけ。好きでも嫌いでもない。もしくは割と良い感情や思い出と結びついている:今後次第で好きになりやすい
i) の例:不快な感情と結びつくと嫌いになりがち
・初めて付き合った異性との恋愛で痛い目を見た。もう恋愛はコリゴリだ
・物理の先生が嫌いで、物理は嫌いになった(実話)
ii) の例:快 の感情と結びつくと好きになりがち
・初めて食べたウニは、むちゃくちゃ美味しい北海道のものだった
・野菜好きじゃないけど、好きな肉と一緒に食べれば食べられる(実話)
・数学の先生が好きだったから、数学は好きだった(実話)
3. 繰り返し経験を重ねる
→ i) イヤイヤやる:もう嫌だ、やっぱり上手くいかない、嫌いになる
ii) よくわからないけど続ける:そのうちできるようになる、成功体験を積む、慣れてきて好きになる
i) の例:イヤイヤやることこそ嫌いになる原因
・ 無理やりやらされた勉強
ii) の例:慣れてくるだけで、出来るし、好きになりがち
・社会人になって強制的にするようになった早起き
・はじめは特に美味しいとも不味いとも思ってなかったビールが好物に
▼ 好きになるように努める
自分の性格や考えを変えられるということを学んでから、「何でも最初はうまくいかない」、「経験して慣れれば好きになる」と思えるようになり、新しいことにチャレンジすることへのハードルも、より下がりました。
また、好きでもないことを延々とやっているとストレスやら疲労がひどいですが、逆に好きなことであればむしろいくらでもやれるしやりたいと思えるので、「良いところを見つけて好きになる努力をする」ようになりました。
「良いところを見つける」ことが習慣になると、僕個人の実感ではだいぶ楽に、メンタルを安定させて生きられます。
※ 何でもかんでもポジティブに解釈するというポジティブ教ではありませんが、この辺りのさじ加減はちょいまだ説明できません...